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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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俺と晴菜と間宮と亮-5


泥酔する間宮の酒を止めることはできなかった。
明日は休みだし
ま、俺が送っていけばいいか。

そんな気持ちで二人で飲み明かしたとき
俺たちは恋人じゃなくて完全に同僚だった。

女としてではなく
同僚としての間宮を信頼していたし
言い方は悪いが同情もした。

女じゃなかったら・・・

それは今まで幾度も感じていた間宮の本心で
1度も口にしてこなかったけど
ついに吐き出してしまった本心なんだろう。

そんなときには恋人ではなく
同僚として最後まで酒を付き合ってやりたいと思った。

翌日、二日酔いの頭をがんがんさせながら
年をとったことを実感・・・

明け方まで飲んで間宮を家に送り届け
そのまま俺も間宮の家のソファでしばらく眠った。

始発が動くまで寝ていきなさいよ。という
間宮の言葉に甘えたが
初めて入った間宮の部屋だったが
特に女らしいわけでもなく
特に殺風景なわけでもなく
特にきれい過ぎるということもなく

本当に普通に「間宮の」部屋だった。

ただ、あまりの睡魔に始発までと思っていた睡眠は
気がついたら10時だった。

あ〜・・・
これで土曜日はつぶれたな。
家に帰って寝なおそう。
と、まだ寝ている間宮を起こさずに
部屋を出た。

リビングのテーブルの上においてあった鍵でドアを閉め
エントランスのポストに入れたことをメールで間宮に知らせておく。




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