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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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俺にとっての晴菜-10


着替えたのはめんどくさかったけど
これで家に帰って仕事ができる。
楽しみにしていたらしい晴菜には悪いけど助かった!

「男子校の文化祭は制服で行く!これ基本だよ?」

基本・・・・・
なぜに?

「S女ってわかったほうがより効果があるから♪」

ああ・・・・
なるほど・・・・
って、何の効果だよ!

「純にぃの時代は違ったの?」

あまり覚えてないな。
正直なところ・・・
女子校の文化祭に行ったことはなかったし
俺らの文化祭に女の子が
制服で来ていたかどうかは・・・
正直、覚えてない。
彼女と回ったのは覚えてる。
名前は覚えてないけどな・・・・

名前は覚えてないけど、言われたことならおぼえてる。

高1のときの彼女に言われたのは・・・
「私とのデートより、晴菜ちゃんのお迎えを優先するって言うの?」
だ・・・

当たり前だろ?
晴菜はそのとき小学校1年生だぞ?
晴菜のお母さんが用事があってお迎えに行かれないときは
俺が行くのが普通だろ?

高2のときの彼女に言われたのは・・・
「私へのメールはめんどくさくても、晴菜ちゃんのただいまメールには
即座に返信なんだね?」
だ・・・

当たり前だろ?
晴菜がきちんと家に着いたか心配じゃん。
電車通学なんだぞ?
それにすぐに返事をしないと俺のメールを待ってるかも知れないだろ?

高3のときの彼女に言われたのは・・・
「受験のために私に会う時間は減らしても
晴菜ちゃんに会う時間は減らさないんだね?」
だ・・・

当たり前だろ?
妹なんだから!
別れて終わりの、彼女じゃないんだよ。
それよりずっとずっと、大切な存在なんだ。
俺の唯一の妹なんだから。


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