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『清子と、赤い糸』
【幼馴染 官能小説】

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『清子と、赤い糸』-21



「んっ、あ、う、うあっ……!」
 うつ伏せになり、四つんばいとなっている状態で、後ろから岡崎の“大樹”を、膣内に貫き突きこまれる。
「う、うしろから……あっ、え、ええわぁ、あ、あぁっ……!」
 “正常位”のときとは違う、真逆の擦過が胎内で生じて、その感触に清子は、口元から唾液を零しつつ、嬌声を挙げていた。

 ずぷっ、ずぷずぷっ、ずぷっ、ずぷっ……!

「んふぅっ、おほぉっ、あふぅっ、んっ、んはぅうぅぅっ!」
 お尻の方から、串刺しにされているような、強烈な圧迫感に悶える清子。“後背位(バック)”の特長ともいえる、“愛する人に、犯されている”という獣じみた感情に支配されながら、胎内で渦巻き弾ける快楽の虜になっていた。
「た、たまらんわぁっ、あっ、あっ、う、うしろから、んっ、さ、されるのっ、た、たまらんのぉっ……!」
 “後背位”は、自分の陰部がまるごと相手の目に晒されるので、人によっては忌避される場合もあるが、清子は、愛する人の顔を見られないのを残念に思うだけで、獣のように犯される格好については、むしろをそれを悦びに変えて、淫らに乱れるばかりであった。
「………」
「ひっ!」
 不意に、ぞわりとした背徳的な感覚が背筋を走った。繋がっている部分の上部にある、菊花のようにぷっくりとした“尻孔”を、親指の腹で触られたのだ。
「そ、そこは、あ、あかんっ、あっ、や、い、いじったら、あかんてっ……!」
 ぐりぐり、と、親指の腹で“尻孔”の表面を嬲られる。“後背位”の時には決まって、そういうふうに“肛門”を弄られるのも、おなじみとなっていた。
「さ、さっき、きたないの、だしたばっかりやっ、あ、あかんて、あっ、あっ!」
 “正常位”でお互いに絶頂に達した後、少しだけ休憩を挟んだ際に、不意に催したものを、清子はトイレでまとめて済ませていた。その後、シャワーできちんと洗いはしたが、“不浄の出口”であることに変わりはなく、その部分を弄られるということは、汚辱感が甚だしく発露することでもあった。
「ひあっ、んっ、んふっ、あっ、ん、やっ、あ、ああぁあぁっ!」
 もちろん、嫌がってはいない。むしろ、“後背位”のセックスではセットになっている“尻孔”への愛撫なので、いつしか清子は、彼女の言う“汚いものを出したばかりの孔”から立ち昇ってくる愉悦に、夢中になっていた。
「………」

 ずぶ…

「ひぃっ、ゆ、ゆび、が……!」
 親指の腹で“尻孔”をいじられていたが、その先端が、中に入ってきた。

 ぐにゅり、ぐにゅり、ぐにゅり… 

「お、おふぅっ、ケ、ケツ穴、か、かきまわしたら、あ、あかんっ、お、うぅぉぉっ……!」
 時計回りに、埋め込まれた指の先端が“尻孔”の中で蠢く。じりじりと焼け付くような、背筋に走る汚辱の淫悦が更に強まって、清子の身体を小刻みに震わせていた。
「あ、あぅっ、んふっ、あ、あぁ、お、おかしく、なりそうや……!」
「……やめようか?」
「やっ、やめたら、あかんっ! お、おかしくなりたいねん、ウチ、まーちゃんに、おかしくしてほしいねんっ!!」
 “月見荘”に戻ってきて、白昼早々セックスを始めてから、休憩を少し挟んだとは言え、3時間もしないうちに二度の絶頂に至ったはずの清子。それでもまだまだ足りないように、貪欲に性の楽しみを浴びようと、性器で繋がっている穴と、指を入れられている孔の両方が、同時に締まりを見せた。


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