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『桃子記念日』
【痴漢/痴女 官能小説】

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『桃子記念日』-20

「一番大事なところの毛を剃るからな、ぜったいに、動くなよ」
「う、うん……」
 もっとも“危険痴態”である“Iゾーン”に、剃刀が入る。

 じょり、じょり、じょり……

「………」
「………」
 言葉もなく集中力を研ぎ澄ませ、大陰唇を覆っている毛を剃っていく宗佑と、それを見守る桃子。

 じょり……じょり……

「よし……」
「ほっ……」
 無事に、その部分の“剃毛”が終わり、二人は同時に、安堵の息を漏らしていた。
「ケツの毛も剃るから、こっちに向けなさい」
「はぁい」
 言われるまま、桃子は、マットの上で体勢を変え、四つんばいになって、お尻を宗佑に向かって差し出すように構えた。
 最初に塗ったシェービングクリームは、泡立ちが薄くなってしまっていたので、改めて桃子の“Oゾーン”に、新しく手にまぶしたそれを、もう一度塗りつけた。
「おにいちゃんに、毛、毟られたところ、まだちょっと痛い」
「あれは……すまなかった」
 興奮のあまり、無造作に桃尻のちぢれ毛をむしりとってしまったが、毛根がしっかりしている部位のそれを、無理やり抜いたわけだから、その痛みたるや、想像を絶するものであったろう。
「今度はちゃんと、剃ってやるからな」
 いうや、肛門周辺に輪を描くようにして塗られたシェービングクリームに、宗佑は剃刀をあて、器用にそれを動かしていた。

 しょり、しょり、しょり……

「ここはまだ、毛が細いな」
 “それも、時間の問題か”と、宗佑はつぶやくように言って、桃子の陰毛を全て、剃り終えた。
 もう一度、桃子の下半身にシャワーを浴びせると、“剃毛”されたことで、見た目にはつるつるになった桃子の“マ×コ”は、その中心のピンク色が顕になっていた。
 そこから、どろっとした白いものが混ざる液を垂れていたが、それは、宗佑が出したものと、桃子の分泌液が混じりあったものだろう。
「あ、あの、おにいちゃん……」
「ふふ。わかっているよ」
 桃子がねだってきたので、“業茎”を反り上がらせたままだった宗佑は、毛のなくなった桃子の“つるつるマ×コ”にもう一度、それを突き入れた。
「あ、あっ、お、おにいちゃんっ、おにいちゃあぁぁん!」
「桃子、桃子っ……!」
「イクッ、イクイクッ、イクうううぅうウゥゥうぅぅううぅっっ!!」
 バス・ルームに淫猥な音を響かせて、それからお互いに三度の高みを見て、ようやく身体は鎮まった。
「あそこの毛、剃ったばかりだから、チクチクするよぉ」
 脱衣所にて、パンツを穿こうとした桃子が、剃ったばかりの“あそこ”に感じる違和感に、閉口していた。
「パンツなんて、穿く必要ないだろ?」
「えっ……」
 “どうせまた、汚すんだから”と、にべもなく言ってきた宗佑に対し、顔を真っ赤にしながら“おにいちゃんのスケベ!”と、桃子は応え、それでも、穿きかけていたパンツを脚から抜いて、宗佑の顔面めがけて、放り投げてきたのだった…。



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