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強姦主義者 『T』
【レイプ 官能小説】

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モンスターVSモンスター 前編-4

 夜21時半、仕事を終えた紗栄子が車に乗り込んだ。張っていた高田が紗栄子の車を尾行する。紗栄子が人気のない道を走っている時に行く手を邪魔して車ごと拉致してしまおうていうつもりだった。しかし誤算が起きる。帰り道とは違う方向に向かった。
 「あの女、どこに行くんだよ!」
レイプすると決めたらレイプしないと気が済まない連中だ。予定外の行動に焦る。そして
 「ん?ジムか?」
紗栄子の車はフィットネスクラブの駐車場に停まる。少し離れた場所に車を停める高田。
 「こんな遅くまでやってんのか?」
しかし車を降りた紗栄子が携帯で電話をすると中から誰かが鍵を開け中へ招き入れた。
 「どう見ても営業終わってるよな?」
 「だって21時までって書いてあるぜ?他の客、誰もいないみたいだし。」
 時間は既に22時を回っていた。
 「どうせ金で何とかしたんでしょ?あいつら親子のやりそうな事だ。」
田口が吐き捨てるように言った。実際その通りだった。毎週金曜日はフィットネスクラブに行くと決めている紗栄子。帰りが遅くなる日は金で無理矢理開けさせ貸切で使用している。決まったインストラクターを1人残させて悠々とリフレッシュするのであった。
 高田達はこっそりと中を覗く。すると1人せいせいとプールで泳ぐ紗栄子が見えた。
 「優雅なもんだ…。」
高田は何となくムカつく。泳ぐ紗栄子をよそに施設の掃除をするインストラクター。男でイケメンだ。
 「怪しいよなぁ、あいつら。」
肉体関係を予想した。
 「フィットネスクラブはリサーチ漏れしてました…。」
田口が申し訳なさそうに言う。
 「徹にしちゃ珍しいな。でもこういうハプニングもあってたまにはいいってもんよ!」
高田は笑い飛ばす。それから器具で汗をかき、暫くすると何やら親密そうに腕を組みどこかへ消えた。
 「どこ行った!?ありゃヤルぞ?ゼッテーヤルつもりだ!」
美味しいシーンを見逃したくない高田は焦る。
 「おい!ドアの鍵開いてるぞ!!」
あちこちの入り口を探し回っていた徳山が事務所の裏口のドアが開いているのを発見した。
 「よし、入るぞ!セレブとイケメンインストラクターのファックシーンを見た後、予定変更でここでレイプだ。」
高田の押さえ気味の中にも興奮を隠しきれない掛け声と同時に5人は一斉に覆面をつけた。


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