投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ある夏に吹いた風
【OL/お姉さん 官能小説】

ある夏に吹いた風の最初へ ある夏に吹いた風 0 ある夏に吹いた風 2 ある夏に吹いた風の最後へ

ある夏に吹いた風-1

俺が11歳のとき、あの人は夏の始めにやって来た

その人は潮風を遮る松ノ木でできた防風林の裏にある、家が取り壊されて申し訳程度に塀が残っている空き地にテントを張った

大学生くらいで男の人みたいに薄着をしているせいか、よく日に焼けた人だった

国道から遥かに外れ、海水浴場でもない村の海辺に若い女が一人でテント暮らしを始めたことに、村の人は不思議がった

その女の人は、明るく礼儀正しく、それでいて人懐こく次第に村の人と打ち解けた

「自分を探す旅」

その言葉に村の人達は納得した

女の人はカスミと名乗った

村はカスミさんのため、空き地に引かれていた水道の栓を開けるとカスミさんは困っていたが、近くの山から引いた湧き水で、水道代はタダだと説明すると、喜んで使った

かつて家と庭の境目にあった水道は空き地の真ん中に寂しく突き立っていた

今はその横に黄色いテントが寄り添っている

その日からそこは“カスミさんの家”と呼ばれるようになった

カスミさんは日中は村を歩いたり、山の周りで山の幸を探し、海で釣りをした

日が沈むと、テントにもぐる

テントは中からランプで明るくなる

たまに村の人が、食事やお酒に誘いに来るが、あまり乗ることは無かった
俺もお母さんに言われて誘いに来たことがあるが、遠慮された

お母さんには「お前の誘い方が悪かったんだ」と言われた

夏休みに入るとカスミさんは俺達と時には遊んでくれて、時には相談に乗ってくれた

俺にとってカスミさんはお姉さんみたいな存在だった

カスミさんはいつも同じ服を着ていた。それ以外は下着しか持っていないらしい

ある日近くを通りかかった時、下着姿で服を洗濯物をしていた

俺に気がつくと、笑顔で手を振った

濡れて張り付く下着姿に俺は目のやり場に困り、俯いて足早にそこから離れた

頭に焼きついて離れない、メリハリのある体、透ける乳首と乳輪に盛り上がる恥丘
俺や友達と一緒にはしゃいで、服のまま海に飛び込むこともあり、シャツがべったり体に張り付くのを見たことがある。その時みんなで「おっぱい!おっぱい!」と囃し立てた

が、それとは印象が全然違った

その日は勃起が収まらず、何度も抜いていた


ある夏に吹いた風の最初へ ある夏に吹いた風 0 ある夏に吹いた風 2 ある夏に吹いた風の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前