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12歳ひと夏の発育
【ロリ 官能小説】

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ほんのはじまりにすぎない-3

もちろん、うっすら腋毛が見えるだろうことは承知で。

そして監視員の乗る台を見上げて、

「ここの休憩時間って、何時ですかぁ?」

自分を注目させるように話しかけた。

「ここは30分おきに5分だから、もうそろそろ」

大学生らしい監視員のお兄さんが、ゆうを見下ろして笑顔で答えてくれた。

「ありがとうございます」

そのままタオルで髪を拭きながら、簡易屋根のある階段状の観客席に登った。

あとから柱を立てて、すだれのような日よけが乗っかっているだけなのだが、それでもちょっとは涼しかった。

カーン!カーン!カーン!

監視員のお兄さんが鐘を鳴らすと、マイクで休息時間を告げた。

更衣室に戻るかこの観客席ぐらいしか日陰がないので、プールを後にする人以外はゆうの周りに集まってくる。

さっきの女子高生2人組も、ゆうのすぐ後ろの数段上に腰を下ろした。

さっき素っ裸を見られた2人組がすぐ後ろにいるので、鏡に向かってオナしていることも見られていたかもなどと興奮して妄想が膨らむ。

そうやってボーっとしていた時、強い風が吹いたとたん、ゆうの頭に誰かのバスタオルがバサッと。

「うわぁっ」

ビックリして妄想から我に返り、頭に掛かったバスタオルを手で払いのける。

「ごめんごめん」

金髪ヤンキー姐さんが申し訳なさそうに、前屈みでバスタオルを取ろうと手を差しのばしてきた。

手にしたバスタオルを手渡そうと振り返ると、屈んでちょっとガニ股になったヤンキー姉さんの股間が目の前に。

むっちりとしたビキニが食い込んで割れ目のスジがくっきり。

一瞬目をまん丸にして股間を凝視して身体が固まってしまい、それを見た水泳部風の相方がポツリ。

「ちょっと、あんたのスッピン怖いから、おびえてるじゃん」

「なに、これ以上ない笑顔なのに? ごめんな、バスタオル」

すまなそうに中腰のまま、ゆうの手からバスタオルを受け取ると、相方を睨めつけた。

「いえ、そんなんじゃ。ごめんなさい」

金髪ヤンキー姉さんの食い込んだ割れ目に見とれてたなどと言えるわけもないので、ただ恐縮してあやまる。

「一人で泳ぎに来てるの? 中学の水泳部?」

「いえ、小学校の水泳部です」

「え!? 小学生?」

「6年です」

「そっか、おっきいなぁ、そっかそっか」

そう言うと、ヤンキー姐さんは意味ありげにニヤリと笑った。

『さっきの、やっぱ、見られてた!』

ゆうは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。

そこで休憩終了の鐘が鳴る。

女子高生2人組はゆうの横を通ってプールサイドに降りて行く。

すれ違いざまにヤンキー姐さんが、にっこり笑いながらゆうの頭をポンと軽く叩いた。

しばらく座ったままボーッとしていたが、気を取り直してまた空いたレーンに入り、恥ずかしさをかき消すようにちょっと強めに背泳ぎで往復してみる。

泳いだりプールサイドに上がっても、あの2人組の女子高生…金髪のヤンキー姐さんが気になってちろちろ様子をうかがう。

あの2人が帰る素振りを見せたら、ゆうも帰るために一緒に更衣室に入ろうと、ちょっとドキドキしながらそう決めた。

さっきはロッカーに向かって後ろ姿しか見えなかった2人の裸をもう一度ちゃんと見たい、そしてゆうの裸も見せたいと。

それから3回目の休憩を知らせる鐘とアナウンスがプールサイドに響き渡ると、2人組は揃ってシャワーの方に歩いて行った。

日陰の観客席に向かいかけたゆうは、あわててバスタオルを手に2人を追うようにシャワーへと。

女子更衣室の手前にあるシャワー室では、これからプールに入る女性は水着を着たままさっとシャワーを浴びていてすれ違いて出て行ったのだが、女子高生2人はすでに水着を脱いで全裸でシャワーを浴びていたのでビックリした。



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