heel-1
口の周りがビショビショになるくらいの激しいキス。
口の中で逃げまどう雅の舌を捕らえては、何度も絡ませ彼女の唾液を味わうように吸い上げる。
うっすら目を開ければ、彼女はキツく目を瞑って俺からのキスに必死に耐えていた。
そんな様子が可笑しくて、クスリと笑いが込み上げてくる。
「……っ、やめてっ!」
俺が唇を離した瞬間、雅の口から鋭い声が飛び出した。
今まで見たことのない、鋭い眼差しで俺を睨み付ける雅。
だが、彼女のそんな表情がさらに欲望に火をつけていく。
俺は彼女の小さな顎を親指と人差し指でクイッと持ち上げると、フッと鼻で笑った。
「そんなダラダラ濡らしといてよく言うぜ」
「ふ、風吹くん……?」
「彼氏がいても、あんなにアンアン喘いじゃってさ。今さら嫌がったフリしたってもう遅いっての」
いつもと違う俺の様子に、彼女は信じられないといった感じで呆然とこちらを見つめている。
そんな彼女の濡れた柔らかい唇を、顎を掴んだ指先でなぞってやると、恐怖からなのかヒッと喉を鳴らした。
「ほら、ビッチョビチョで毛なんて束になってんじゃん。兄貴に責められてそんなによかったか?」
そしてそのまま顎を掴んでいた右手をツーッと下腹部まで滑らせていく。
ブラウスの隙間から覗く白い腹が、せわしなく上下している。
そんな彼女の滑らかな肌を確かめてから、少し硬い恥毛を掻き分けていった指を一気に膣の中に差し込んだ。
「ああんっ!」
「うわ、中までトロトロ。先生ってば可愛い顔して相当スケベなんだな」
粘液まみれの雅の中は、温かくて柔らかくて、嫌がる彼女とは裏腹にその淫肉は俺の指を飲み込むように絡み付いてくる。
「や……やだ……」
「結構おっぱいでけえし、乳首の色も少し濃いし。想像してたのよりもかなりエロい身体してるよ」
そう言って、手のひらから溢れそうな程にボリュームのある乳房をやわやわと握りながら、ゆっくり床に膝をつく。
M字開脚をさせられた雅の中心に顔を近付けていくと、さっきまで兄貴に嬲られていた陰部から生温かいチーズ臭がプンと鼻についた。
「すっげ、やらしい匂い……」
「……っ、そんなこと言わないで……」
陰部に鼻を近付けてから吐き捨てるようにそう言えば、雅は泣きそうな顔を赤くして、俯いてしまった。
ああ、その表情、たまんねえ……!
言葉だけで詰ってやるのもまたゾクゾクしてきて、俺のアレも一層固さを増してきた。