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太陽が眩しかったから
【痴漢/痴女 官能小説】

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蓄積-1

 頭が混乱して、怖いと思っているのか怒りを覚えているのかも分からず、ただ目の端にうるっと涙が湧いたのだけを感じました。
 男の手は、まるで尻や胸を揉んでいたときのような手つきで、ぎゅっとつかんでいる頬をいたぶりました。「柔らかいほっぺだなぁ」という声が聞こえ、私の雌の肉体を隅から隅まで堪能するつもりの男にぞくりと寒気を覚えました。頬を揉まれるたびに、手の平に唇が触れてしまうのが嫌でした。

 チャックを降ろされて緩んだズボンは、もはや男の手を阻む壁にはなりませんでした。少しばかり、パンツの上からアソコをなぞると、そのまま指先をその中に這わせてきたのです。
 「ちょっと濡れてるんじゃないのか?」
 そうつぶやく声を聞いて、せめてもの抵抗のつもりで、小さく首を横に振りました。

 恥ずかしかったです。怖かったです。気持ち悪かったです。嫌だったです。秘部が男の思いやりない指先に触れられました。指が1本、2本と順番に侵入してきて、脳髄に官能の刺激が伝えられました。

 「声だしたら許さねえからな。絶対に黙ってろよ。承知しねぇぞ」
 そう言いながら男は私の手をつかみ、自分で口を押さえるように指示しました。ガチガチに固まってしまった私の身体は、ただ男の命令に従うだけでした。離れた右手は服の中に侵入し、私の胸をじかにいじり始めました。

 固くなった乳首をつまむ渇いた刺激。下方からは、アソコをかき回すぬめり気を帯びた刺激。両者が脳の中で混ざり合って、私の思考能力に麻酔をかけていきます。
 しつこく何度も膣壁の同じ部分をひっかく動きに、思わず声が漏れてしまいそうになります。乳房の揉み方はさらに荒々しくなり、好き放題にぐにゃぐにゃと形を変えられてしまいます。自分の熱い呼吸が手から漏れ、鼻や目に湿っぽい吐息がふきかかります。顔を真上に向けている様は、快感に責められて必死に耐える弱い女の姿そのもので、男からはさぞかし私が感じているように見えたことでしょう。

 実際、男の指先は着々と私の中に快感を蓄積していきました。浅めのところをクチュクチュされるとこそばゆいような気持ち良さが伝わり、奥の方まで指を突っ込まれると、グイグイとこすられるにつれて汁が溢れ出てしまいます。

 「おいおい、痴漢されて汁漏らしてんじゃねぇよ、変態」
 耳に息を吹きかけるようにして、男が辱めの言葉を聞かせてきます。羞恥心はもういっぱいいっぱいで、心の中で、そんなこと言わないで、とイヤイヤをしました。鈍い快感がちょっとずつ、私の足先から溜まっていきます。

 やがて、男は胸をいたぶるのをやめて、右手もパンツの中にもぐりこませてきました。それは、私の肌の上を這って歩み、少し固くなった小さなお豆の元へ進みました。
 そこからは我慢大会です。膣内をかきまわされて、何というか、おしっこをしたいような感じの快感を与えられていたそれまでに加え、鋭い刺激が脊髄を走り抜けるようになりました。クリトリスをそっと触れられるだけで、膣をいじるのと比べてはるかに明瞭な、快感らしい快感が沸き起こりました。

 目もとの筋肉が緊張し、顔がぐにゃっと歪んでしまいます。ハァハァという吐息も徐々に大きくなり、口を押さえる手の隙間から、フーフーと音が漏れ出ます。時々思わず「んっ…」と詰まったような声をあげると、それと同時にクリトリスがつまみ上げられるのです。
 必死になって声を押さえこむと、無防備になった下半身にどんどんと快感が溜まり続けていきます。膝からは力が抜け、男に寄りかかるような格好で私は痴漢され続けました。

 私が乗っている急行電車は、多くの駅を素通りして次の停車駅に向かいます。20分ほどの時間が経って、ようやく次の駅に着くというアナウンスがなされました。男の手は、にわかに激しく動き出し、私を困らせました。

 「んっ…んんっ…」
 「声漏らすんじゃねぇよ。オラ、そろそろイケ」

 クチュクチュとかき乱される悲しき秘部。ぐにぐにとこねまわされるひ弱なクリトリス。
 身体を容器に見立てると、今、私は首元くらいまで快楽を溜めこまれているように感じました。あと少し。私の全身を快楽で満たすために、容赦なく二つの手が股間にイタズラを重ねます。

 今までよりもさらに強く、キュッと指先でクリトリスをつまみ上げられたとき、私の身体から快楽が溢れ落ちました。

 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…」

 電車が駅に到着し、乗客が乗り降りします。人の波に乗って、私は男と密着したままさらに奥へ。イカされて脱力感の残る身体を動かして、車両の隅の方へと移動していきました。
 扉が閉まると同時、男は私の耳元で囁きました。

 「まだ終わらねぇからな」




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