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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第14話-27

「や、な、なんでっ……!」
 もぞもぞ、と、腰が動く。その気になったのに、それが果たされなかったので、桜子の体中に生まれた欲求不満が、そのまま態度に表れていた。
「も、もうちょっと、だったのにぃ……!」
「なにが、かな……?」
「ううぅ……」
 恥ずかしいことを言わせようとしていることは、よくわかった。おねだりをしない限り、自分の欲求を満たしてくれないことも、桜子は理解していた。
「お、おねがい、だから……あたしの、お、“おま×こ”……舐めて……それで……それで……」
「それで?」
「い、イカせて、ください……」
 消え入りそうな声で、桜子は言った。“お×んこ”などといった、卑猥な言葉を口にするのは、女の子としてとても恥ずかしくて、その恥じらいが全身に血を巡らして、桜子の体を紅く火照らせていた。
「………」

 はむはむっ…

「んひぅっ!」
 満足したように、大和の甘噛みが再び桜子の“クリ×リス(淫核)”に覆いかぶさった。包皮の部分まで口に吸われて、舌先で充血した勃起を縦横無尽に愛撫される。
「ひゃうっ、あっ、んふっ、んくっ、あ、ああぁあぁぁっ!」
 隣の部屋には姉の由梨と義兄の龍介がいるというのに、声が我慢できない。もっとも、その姉夫婦もまた、由梨が安定期になったことで解禁になった“夜の生活”を堪能しており、こちらの声は聞こえているだろうが、むしろそれを“励み”にして、夫婦の営みに励んでいるところだった。
 壁一枚を隔てて、姉妹は共に、女としての情念をそれぞれの形で燃やしているのだ。
「やっ、イ、イクッ……お、おねがい、こんどは、やめないでっ……!」
 中途半端で引き摺り下ろされた、最初の絶頂の予感が、再び桜子の全身に走る。
「あ、あたしが、イッちゃうまで、お、“おま×こ”なめるの、やめないでぇっ……!」
 催促をしないと、大和がまた意地悪をするかもしれない。本能的にそう察した桜子は、自ら卑猥な言葉を発しながら、絶頂に辿りつかせて欲しいという願望を、大和に示して見せた。
「………」

 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……!

「んふぅっ、ひあっ、ああっ、ああぁああぁぁあぁっ!」
 “クリ×リス(淫核)”への吸い付きが、さらに強くなった。自分の望みを、大和が受け入れてくれたのだと、桜子の本能が歓喜する。体を走る絶頂の予感を、弾けさせてもいいのだという、許された解放に、桜子は身を委ねた。
「イクッ、イクッ……お、“おま×こ”べろべろされて、あたし、イッちゃうっ……!!」
 責められているのは、“クリ×リス(淫核)”なのだが、桜子にとってはそれも“お×んこ”のひとつなのだろう。
「あっ、くっ……んっ……!」
 全身の筋肉に、電撃を浴びたような、刹那の硬直が走った。

 ちゅうぅぅぅぅっ…!

「ひぃっ、あっ、ああっ、イクッ、あ、イクッ、イクううぅううぅぅぅっ!」
 とどめとばかりに“クリ×リス(淫核)”を吸われた瞬間、バネ仕掛けのように桜子の腰が跳ね上がり、あわせて背中も反りあがった。
「!」
 その太股を強く抱き締めて、大和は、絶頂に震える陰唇の様子を間近に確かめる。収縮と弛緩を繰り返すように、ぱくぱくと何か別の生命のような反応をしながら白濁した蜜液をこぼす桜子の女の部分が、とても神秘で淫靡であった。
「はっ、はふっ、くっ、うううぅうぅぅぅ……!」
 がくがく、と体を何度も震わせて、弾けた絶頂の余韻に浸る桜子。
「はぁ……ん……」
 “クリ×リス(淫核)”に受けた刺激によって達した絶頂は、瞬間的なグラフ曲線を描いて、急速に収束していった。


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