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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第14話-28

「あ、あふ……ふぅ……」
 跳ねて浮き上がった腰が、ゆっくりとベッドに沈んでいく。時折、思い出したように震える太股は、絶頂の余韻を愉しんでいるようにも見えた。
「あは……あたし、イッちゃった……」
「みたい、だね……」
 大和は、太股に埋めていた顔を起こし、幸せそうに緩んでいる桜子にそのまま覆いかぶさると、丸みのある頬に口付けた。
「可愛かったよ…」
「ん……もう……」
 “おま×こ”って、言わせたくせに…と、声には出さずに桜子が口を尖らせる。
「ん……」
 その唇に、大和は自らのそれを重ね合わせて、舌も絡める濃厚なキスを送った。
「は……ふ……ん……ちゅ……」
 桜子もそれに応じて、達した独特の余韻を身体に残しながら、大和の舌先に自分のものを絡め合わせて、呼吸と唾液を分け合った。
「桜子……」
「ん……なぁに……?」
 銀の糸を煌かせながら、唇が離れる。身体の火照りは当然ながら止むことはなく、性愛の次のステップに進むことには、お互い何の躊躇いもない。
「えっと、その……」
「ふふ……あの、ね……今日は、大丈夫な日、だよ……」
 オギノ色の計算によれば、もっとも“危険だった日”は、1週間前…つまり、大和と最後に交わった日前後のことである。卵子の生存日数は既に越えており、今、桜子の身体が大和の精子をそのまま受け止めても、妊娠する確率は極めて低い。
「だから、いいよ……きて……そのまま、きて……」
 桜子の求める声に、熱気が篭もる。絡みついた太股もまた、艶かしい。
「きて、大和……おねがい、きて……」
「桜子っ……!」
 そんな仕草を見せられれば、大和はもう、猛る自分を抑えることなどできなかった。
 大和は、桜子の膝裏に手をかけると、それを左右に押し広げた。絶頂によって緩んだ桜子の粘膜が、誘いをかけるようにひくひくと蠢いている。
「いくよ、桜子……」
 剥き身のままの“宝刀”を、蠢く桜子の“入口”に押し当てる。ゴムをつけていない刀身の切っ先が、うねる粘膜に突き立つと、まるでそれを包み込むように、柔らかくも弾力のある感触を、その先端に生み出した。
「あ、あたってる……熱いのが……!」
 “膣口”に、大和の生身の猛りを受けて、桜子の背筋が震えた。先端を少し埋められただけだというのに、感度の高まりは果てしない。
 これがもしも、奥深くまで貫き突き通してきたら、いったいどうなってしまうのだろうか…。

 ずにゅるっ……

「ひっ!」
 “膣内”を一気に満たして、大和の“宝刀”が奥深くまで突き刺さった。ゴムをつけていない生身の刀身が、桜子の胎内にある性感帯を余さず擦りたて、熱い火花を散らした。
「あ、あぁああぁぁっ……!」
 胎内から湧き上がってくる、猛烈な浮遊感。堪らずに桜子は、その喉を震わせて、四肢を痙攣させた。


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