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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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再会-3

「そうだ。忘れるとこだったよ。帰りにこれを渡されたんだった。
えっとぉ、唯ちゃん。って言ってたかな?俺たちの披露宴にも来てくれたらしいんだけど、携帯が壊れて番号もメルアドも変わったとかで美香と連絡がとれないからこれを渡してくれって」

浩二は鞄から美香の友人から受け取ったレター用の封筒を手渡した。

「へぇ、唯から?そういえば最近連絡ないと思ったら・・それにしてもなんか連絡先だけにしては変ね。手紙でも書いてくれたのかな?」

「どうだろうね。あ、そうだ。男の人も一緒に居たな。彼氏・・にしては歳が離れてるような。40前くらいの人だったよ?」

「そうなんだ・・唯って年上好きだったんだぁ。明日早速連絡してみようかな・・」

「そういえば別れる時に唯って子が、男の人の腕を組んで斉藤さん。行きましょ。って言ってたような・・・男の人は知り合いじゃないか?」

封を切ろうとした美香は[斉藤]の名前を聞いた瞬間自分の耳を疑い、封を切る手が止まった。
40前の男。斉藤。そしてこの封筒。
唯というのは恐らく偽物だろう。披露宴に行ったといえば浩二に近づいても怪しまれないからだろう。

「さ、斉藤・・・?」
一気に血の気が引き顔が青ざめていく。

「なんだ・・やっぱり知ってるのか?」
このままだと、斉藤と知り合いだという事がバレてしまう。
いや、まだあの斉藤と決まったわけではない。
本当に唯が連絡先を知りたくて彼氏と一緒に浩二の前に現れた可能性もある。

「いえ・・知らないよ。明日唯に聞いてみようかな」
できるだけ平静を装い、笑顔を作り封を切るのをやめて隣の椅子に置くと食事を続けた。

チラッ、チラッ。っと浩二の様子を伺うが、疑ってる様子はなかった。
中身が気になるが、浩二の前では万が一の事を考え開けるのを躊躇った。

「ふぅ。食った・・食った・・ごちそうさま。美香のカレーは本当に美味しかったよ」
満面の笑みを美香に向けて、食べ終わるのを待っていた。

やがて美香も食べ終わり、食後のコーヒーを飲んでいた。
「なぁ、たまには一緒に風呂に入らないか?」
浩二が珍しく誘ってきた。最近では一緒に入る事も少なくなっていただけに、
美香も一緒に入りたかった。
ただ、今は斉藤に渡された封筒の中身が気になる。

「んん。そうしたいけど、まだ洗い物もあるし。それに久しぶりで恥ずかしいもん。
浩二、先に入って」

なるべく傷つけないように断わり・・そして心の中で謝った。「浩二。ごめんなさい」

「そうか。わかった。じゃあ、入ってくるよ。もし一緒に入りたくなったらおいで」
そう言うと浩二は嫌な顔一つせずに風呂場へと向かっていった。

脱衣所で服を脱ぎ、風呂場に入った浩二。
しばらくするとシャワーの音が聞こえてくる。

美香は浩二が風呂に入ったのを確認すると隣の椅子に置いてあった封筒を持ってリビングにあるソファーに座った。

「中は・・・なんだろう。どうか本当の連絡先でありますように」
僅かな可能性に賭け、ドキドキしながら封を切った。

中には二つ折りにした紙が入っていた。
紙を広げると。パラパラ・・・と2枚の写真が挟んであったのが床に落ちた。
それを拾って写真を目にした美香は愕然とした。
そして浩二が中身を見なかった事が救いだった。

「こ・・これ・・」
心臓の音が聞こえるほどドキドキし、写真を持つ手は小さく震えていた。

「やっぱり斉藤が浩二の前に現れたんだ・・・」
写真は、付き合っていた時に斉藤が撮影したものだった。
1枚は美香が四つん這いで秘部の中にバイブを入れられ、斉藤の肉棒を口で咥えてる写真。もう1枚は、斉藤の上に跨り、肉棒を咥え込んでる割れ目がくっきりと写り、恍惚の表情を浮かべる美香の顔も写っていた。

2枚とも、誰が見ても無理矢理ではなく、美香自身も悦んでいるようにしか見えない写真だった。

「こんなの、まだ持ってたの?」
激しい動悸が収まらないまま写真を封筒に戻し、挟んであった手紙を読んだ。

「旦那にバラすってのはただの脅しじゃないってのがわかっただろう?
3日だけ待ってやるよ。それまでに今日渡した名刺の番号に電話してくるんだ
連絡がなかったら、今度は旦那に直接写真を渡すからな」

震える手で手紙も封筒に戻した。
「嘘よ・・・なんですぐに浩二の事がわかったの?スーパーで会った時は
結婚した事すら知らなかったはずなのに・・・」
テーブルにあった自分の携帯を取り、電話帳で唯を探した。

「松井・・松井・・唯。あった」
そのまま通話ボタンを押した。
トゥルルル・・・トゥルルル・・・
何度か呼び出し音が鳴り・・・
「はい、もしもし。美香?久しぶりね」

美香のよく知っている松井唯本人だった。
「そうね。どうしてるかなぁって。携帯変えたりしてないよね?」

「何バカな事言ってるの?変えたら連絡くらいするわよ。なんかあったの?」

「ううん。なんでもない。前みたいにたまにはランチ行こうよ」

「それいいね。また行こう。ごめん。今出先なんだ。また連絡するね」

「私こそ、急に連絡してごめんね。じゃあね」

やはり浩二の前に現れたのは偽の唯だった。
斉藤がどうやってあの短時間で浩二を探しだせたのか・・
斉藤の言いなりにはなりたくないが、連絡をして確認するしかなかった。

浩二が風呂から上がってくる前に封筒を見つからないように外出用のカバンに隠した。
「美香、お先。あぁ、いい湯だった」
セッケンの香りを漂わせパンツ1丁で風呂から上がってきた。
学生時代に野球で鍛えた体は未だ衰えず、引き締まった上半身に見慣れているとはいえ、
改めて見るとその逞しさにうっとりと見てしまう。


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