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(短編集)水脈・恍悦ガール
【コメディ 官能小説】

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アケミと社長の関西出張-1

『アケミと社長の関西出張』

「ふう、初日にしてはまあまあの反応だったな。アケミくん、今日はご苦労様でした」

男は滞在先のホテルのソファにグッタリと座り、目を通していた資料をテーブルの上に置くと、同じく隣で資料を見ていた若い女に労いの言葉を掛けた。

「いいえ、社長の方こそお疲れ様でした。しかし5社とも反応が良かったですね。はるばる関西まで来た甲斐がありましたね」

アケミと呼ばれた女は、社長ほど疲れた表情を見せずに嬉しそうに答えた。

「本当にそうだね。無理して来た甲斐があったよ。でもアケミくんにも突き合わせちゃって申し訳けないね」

「いえ、これも仕事ですから気にしないで下さい。関西の新しいお得意様を足掛かりに、新規開拓を考える社長のお考えは流石です。そのためのサポート役ですから、あたしに気を使わないで下さい」

「助かるよ。資料一つを用意するにもアケミくんが居ないとね。業績が上がったらボーナスをはずむから明日も頼むよ」

「えっ!本当ですか!」アケミは社長の『ボーナス』の言葉にピクリと反応した。

「ああ、本当だ」

「いや〜ん、社長ったらあ。あんまりはずまれると、アケミどうにかなっちゃうわ」アケミは顔を赤らめながらトレードマークのミニスカートの中に手を入れて股間を押さえた。

「へっ?ちっ、違うぞアケミくん。そっちのことじゃない」

「えっ?違うんですかあ?でも社長の支給するボーナスって毎回そっちなのに…」

「今年は現物支給じゃなくて、本当に支給させてもらうよ」

社長の言葉にアケミはあからさまにガッカリした表情を浮かべた。

「まあ、取りあえず、飯でも食べに行こうか。今日は頑張ってくれたからご褒美だ。自分の部屋に戻って支度をしてきなさい。関西の美味しい物でも食べに行こう」

「えっ、ご褒美ですか?う〜ん、ご褒美ねえ、そうねえ、ご褒美ならやっぱり…」アケミはしばらく考えた後、社長の目を妖しく見つめた。

「やっぱり何だい?」社長はタジタジしながら聞き返した。

「アケミ、ソーセージが食べたい」

「えっ?関西の名物ってソーセージだっけ?」

いつもの展開になりそうなので、真面目な社長は取り敢えず惚けることにした。

「ああん、いじわるう、アケミへのご褒美はアレしか無いでしょ」

「で、でも、せっかく関西に来たんだから、今ソレをしなくてもいいだろ。もっと関西の夜を楽しもうよ」

「関西を楽しめばいいのね。それならアケミに任しといて下さい。リサーチ済みよ」アケミは明るく言うと、下着を脱いでソファの上で足を開き、社長に股間を晒した。

「そうじゃなくて…」社長はそう言いつつも、アケミのワレメの中のピンクの具を見ているうちに徐々に興奮してきてしまった。そして、

「アケミくんは、いつも仕事が早いねえ。もうビチョビチョじゃないか」

と、いつもの感じでいつもの行為が始まった。しかし今日は少しだけ違っていた。






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