チエミの正体-2
「でも、私おじさんに嫌われたと思ってずっと悩んでいたの。誰にも言えずにそのまま大きくなって、ある日突然わかったの。そう、中学生になってわかったんだよ。
あのとき、おじさんも私もTシャツを着ていたけれど、下は水着だったんだ。
で、おじさんの膝の上に乗ったとき、おじさんのパンツの中が膨らんで固くなったのを思い出したの。
おしりがむずむずしてきたから変だなと思ったとき、おじさんが私を降ろして、その後抱いてくれなかったの。
あれは、おじさん……ぼっ……きしてたんだよね。おじさんが私の体に反応して、性欲を感じてしまったんだよね。
私そのことがわかってショックだった。でも、私がおじさんに嫌われた訳じゃないってわかって、嬉しかったんだ。
不思議だね。こんなこと、普通絶対言えない話なのに、どうしてこんなにスラスラ言えちゃうんだろう?」
それは俺が聞いてないと思ってるからだろう。ところが聞いてるよ。恥ずかしいじゃないか、そんな話!
それで、思い出した。そうなんだ。
服着てるときは感じなかったが、膝の上に女の子の太腿の裏側の温かい感触が伝わった時、思わず不覚にも勃起してしまったんだ。
だから、2度と近寄らせなかった。5才の子に勃起するなんて変態だろう。
だが、素肌同士はまずい。感じすぎるから、そういうこともあるんだ。
信じられないなら、やってみるがいい。十分起こりうる接触事故だ。
「ああ、ああ。とうとう言っちゃった。でもこれですっきりしたよ。おじさん、昔から私に女を感じてくれてたんだね。嬉しいよ!」
あれ、チエミが抱きついて来た。頬ずりして肩に手をかけて……えっ? なんだ。このふわふわした柔らかいものは?
もしかしてチエミのオッパイか? うわーーぁ、気持ち良い! いけねえ、感じて来た。
やばいやばいやばい! 勃起したじゃないか。頼む、気がつかないでくれ!
……えっ? 勃起?? 体のほかの部分はどこも動かないのに、ペニスだけは勃起するのか? あっ、そうか?筋肉は動かないけれど、勃起は筋肉じゃなくて海綿体が充血するんだ。
それじゃあ、俺は感じてるってことの証明になるじゃないか! チエミ、頼む。俺の勃起に気がついてくれ。お前の思い出の勃起おじさんだよ。もう、変なおじさんでも何でも良いから、気づいてくれーーーぇぇ!