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It's
【ラブコメ 官能小説】

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-2

ベッドルームへ行くと、湊は陽向のバスタオルを早急に剥ぎ取り強引なキスを繰り返した。
その早さと言ったら、水を飲む隙すら与えてくれないほどだ。
「ちょ…み、湊!待って!…んふっ」
「無理。待てない」
一瞬だけ唇を離して湊は言うと、陽向のおでこ、瞼、鼻、耳や首筋へ舌を這わせ、乳首を口に含んで舐め回した。
「は…あぁ…」
「お前のおっぱい好き。綺麗」
さほど大きくはないが、湊の手のひらにちょうど納まるくらいの大きさだ。
繊細な動きで乳首を弄ばれる。
くすぐったいような、気持ちいいような感覚に、下半身が反応して熱くなっていくのを意識する。
「んんっ…」
もう片方も同じように舐められ、唇がどんどん下へと降りていく。
湊はおへそにキスをし、陽向の繁みに辿り着いた。
「あっ!ダメ!そこ、ダメ!」
「なんでダメなの?」
「やなの!見ないで!」
「はいはい。見ませんよ」
湊は頭から布団を被ると、陽向のそこに舌を入れて舐め回した。
「きゃあぁぁっ!」
ありえないくらい間抜けな声を出してしまい、陽向は自分の口を手で覆った。
湊に、自分のあそこを舐められている。
恥ずかしすぎて泣きそうだ。
「湊っ!…や、やだぁ…」
布団越しに湊の頭を掴む。
脚を閉じようとしても、ガッチリと抑えられていて無理だ。
恥ずかしさのあまり、枕を抱き締めて耐えていると、湊の舌がクリトリスをとらえ、それと同時に二本の指が入り込んできた。
「んあぁ!…やっ!…ぁ」
陽向は身体をビクッと震わせて枕を更にきつく抱き締めた。
身体の奥からどんどん何かが溢れてくるのを自覚する。
湊の指と舌の愛撫が激しくなっていく。
「湊…ダメ……い、イっちゃう…」
言った瞬間、クリトリスへの刺激がピタッと無くなる。
指は入れられたままだ。
湊の顔が陽向の高さまで戻ってくる。
その目は、欲情で濡れ光っていた。
「俺の目ぇ見ながらイって。お前のイく顔が見たい」
激しく指を動かされる。
愛液の音が大音量で聞こえてくる。
この男、ドSだ…。
今に分かった事ではないが、その言葉にゾクゾクしてしまう。
陽向は耳まで真っ赤にして湊にしがみついた。
「んぁぁっ…あっ、あっ…」
「ダメ。俺の顔見なさい」
「はぁ…ぁぅ…」
頭を掴まれ、陽向は虚ろな目を湊に向けた。
「湊…イっちゃう…やだ…」
「俺の目の前でイけよ」
湊は指をぐっと曲げると、陽向が一番感じるところを攻めた。
「ひゃっ!あっ!んやぁっ!」
陽向はぎゅっと目を閉じて身体を震わせた。
「はぁ…はぁ…ぁ…」
指を引き抜かれる。
脱力した陽向の口に、湊は愛液で濡れた自分の指をくわえさせた。
それをゆっくりと舐める。
例えようのない味がする。
「旨いか?」
頭がぼーっとして何も考えられない。
湊は壁に背中をつけると、陽向の髪を撫で「俺にもして」と言って自分のものを握らせた。
陽向はその言葉に従い、先端をペロペロと舐め始めた。
ボディーソープと湊自身の味が混ざったそれをゆっくりと味わう。
全体を舐め、袋の部分とその下まで舌を這わせる。
その部分を舐めると、湊は「そこヤバい」と言って甘い声を漏らした。
唾液で濡れたものを口の中に受け入れる。
必要以上に締め付け、リズミカルに頭を動かす。
「あ…やべ…気持ち……」
喉の奥に当たって苦しい。
でも、湊の色っぽい声がもっと聞きたくて頑張ってしまう。
陽向の髪を撫でていた湊の手がピクンとなる。
「んっ…っと…陽向。もーいーよ」
口からそれを解放する。
「すげーなお前。イきそーだった。…んしょ」
湊は陽向を抱き上げて、自分の脚を跨がせた。
手の甲で唾液を拭いながら湊を見つめる。
「ホント…赤ちゃんみてー」
「うるさいな」
からかわれながら、ちゅっと軽くキスをされる。
「腰浮かせてごらん」
「ん…」
言われた通りにすると、湊のものが自分の秘部に当たった。
「そのまま腰降ろして」
湊のものが、自分の中を押し広げるように進んでくる。
濡れているとは言え、やっぱりキツい…。
「あぁぅ…んんっ…」
「んっ…あともーちょい…」
ゆっくりゆっくり沈みこんでいく。
すっぽりと全部おさまった後、陽向は湊の首筋に腕を回して抱き締めた。
「奥まで当たって…ジンジンする…」
湊も小さい身体を抱き締めて、ふぅーと息をついた。
しばらく抱き合い、キスに没頭する。
何度も中で湊のものがピクンと動いた。
唇が離れる。
「動いて…」
膝を立てて動き始める。
身体の奥に鈍痛が走るが、その痛みさえも愛おしい。
「んっ…んっ…」
湊も腰を浮かせて陽向の中を攻めた。
互いの身体を撫で合う。
「やべぇ…今日、めちゃくちゃ興奮すんだけど…」
湊は息を切らしながら目を伏せて、バツの悪そうな笑みを浮かべた。
「悪い…」
「…へ?」
「今日、優しくできそうにない」
湊はそう言うと、陽向をベッドに押し倒して脚を掴んで激しく腰を送った。
突然の強すぎる刺激に、陽向は子犬のような叫び声を上げた。
「んぁぁ!あっ!あぁっ…」
「は…あっ…」
瞬く間に絶頂に導かれる。
陽向は喘ぎを止める事ができなかった。
「湊っ…ぁ…ダメ…」
ピクッと身体が震える。
陽向は絶頂を迎え、湊の腕を強く握った。


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