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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第12話-27

「いくぞ」
「ん……はよ、きて……まーちゃん……」
 清子が健気にも、太股を大きく開く。恥ずかしがってたにも拘らず、その入り口を自ら開放しているあたり、彼女も我慢できなくなっているのだろう。

 ぬちゅ…

「ん、ふ……」
 先端が、清子の入り口に到達した。まだ先も入っていないのに、八年ぶりという空いた期間の想いが溢れて、どうにかなってしまいそうだった。
「清子……!」

 ぐちゅっ…

「んはっ、ま、まーちゃんっ!」
 先端が入り、抵抗を感じなかった岡崎は、そのまま一気に清子の胎内を突き貫いた。
「う、お、おぉ……」
 なんという気持ちよさであろうか。女の中に入るのも、清子と別れて以来だから、実に八年ぶりの、柔肉の感触であった。
「い、いきなり、奥まで……す、すごいっ、まーちゃんのっ……!」
 清子もまた、八年ぶりに味わう男の感触に酔いしれていた。性欲が高まれば、ローターやバイブを使って自分を慰めてきたが、そんなものとは比べ物にならないぐらい、熱く滾るものが、胎内を満たしている。
「すごっ……こ、こんな……き、きもちええっ……!」
 まだ動いてもらっていないというのに、既に快楽はクライマックスだった。
「す、すまん、清子」
「ど、どしたん?」
 あまりに気持ちよすぎて、動けないのだ。わずかのひとつでも、前後するだけで、樹液が漏れ出てしまうだろう。
「お前の中が、よすぎて……まずい、俺……」
「ウチも……まーちゃんの、気持ちええから……」
 落ち着くまで(落ち着きようはないのだが)、動きを止めて、身体を抱き締めあう二人であった。
 動かなくとも、清子の鼓動に合わせて、胎内がひくつくものだから、その蠕動を浴びれば、“大樹”はたちまち膨張を起こしてしまう。
「だ、だめだっ……清子っ……」
「ま、まーちゃ……あっ、あっ、きゅ、きゅうに、あっ!」
 岡崎は、辛抱たまりかねて、腰を前後し始めた。留まっているだけでも暴発してしまうと察した彼は、それならば、せめて清子にも、少しだけでも気持ちよくなってもらおうと、胎内での律動を起こしたのだ。
「あうんっ、あっ、ああっ、んあっ、あっ、あっ……!」
「清子っ……きよこぉっ……」
 はぁ、はぁ、と、あらぶる呼吸そのままに、岡崎は腰を揺する。

 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ…!!

「あっ、はっ、んはっ、はぁっ、ああっ……!」
 潤みきった清子の“秘実”が、“大樹”の動きに合わせて淫靡な音を立てる。
「きもちええっ、きもちええよっ、まーちゃぁん!」
 その音とともに身体を走る愉悦を、清子はそのまま受け止めていた。
「う、あっ……」
 ぐ、と、激しく動いていた岡崎の腰が一瞬、動きを止めた。
「き、きよこぉっ……」
 やにわ、奥深くまで腰を突き入れて、“大樹”を根元まで清子の中に埋没させる。
「あっ、ま、まーちゃぁんの、がっ……あ、あっ!!」

 どびゅるっ、びゅるるっ、びゅるっ、びゅるびゅるっ……!

「あはうっ! ……あっ、あっ、で、でとる……あついの、きとる……!」
 埋め込まれた“大樹”から、一気呵成に迸る“生命の樹液”が、清子の胎内を瞬く間に満たしていった。この感覚は、バイブでは絶対に得られないものだ。
「あつい……中が、あついで……」
 子宮の辺りを両手で抑え、溢れ出している岡崎の熱量に浮かされる清子。数分と経たずに中に出されたので、清子自身はエクスタシーを感じる暇もなかったが、それとは違う、何か満たされるものに、胸がいっぱいになった。
「う、く……」

 びゅるっ、びゅるっ、びゅっ、びゅっ…

「あはっ……まーちゃん、まだ、でとる……どびゅっ、て、なかで、はじけとる……」
「き、よこ……」
「こんなん……ピル、のんでなかったら、ウチ、孕んでまうよ……」
 それでも嬉しそうな、清子の表情である。久しぶりに受け止めた、濃密な男のエネルギーに、恍惚としているのだ。
「すまん、こんな、早くに……」
 開始早々、清子の中に出してしまったことを、岡崎は気にしているようだった。時間を考えれば、“早漏速射”のレッテルは免れまい。
「アホやな、まーちゃん。きにせんで、ええのに……」
 もちろん、清子は、自分の中がそれほどに気持ち良かったのだと実感できて、想い人を満足させられたという、女としての自信を得ることができていた。
「ウチのなか、それぐらい、よかったんや……」
「ああ……最高、だ……」
「ふふ……ウチ、うれしい……」
 だから、とても、幸せだった。


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