『SWING UP!!』第11話-62
「に、にぃにぃっ……だ、だめっ……そこ、ひびき、だめなのっ……！」
身体を激しくくねらせながら、響が悶絶している。前の溝を触っていたときとは、歴然の差を見せた反応である。
「こっちの方が、好きなんだろ……？」
明らかに、“肛門（ア＊ス）”を弄っている時のほうが、響はよがり感じている。
「どうなんだ、響……？」
下着の布ごと、“肛門（ア＊ス）”の中に指先を少しだけ埋める。
「んひぅっ！？」
息を呑む響の身体が、またしてもびくりと震え上がった。尻の穴を攻めたときの反応は、本当に正直である。
「に、にぃにぃの、せい、なの……にぃにぃが、ひびきのおしりに、ヘンなことしてたから……」
「ヘンな、こと……？」
ふと、隼人が思考をめぐらせる。こいつの尻に、俺、何かしてたかな、と。
「……ああ、そういや」
ぐ、とわずかに埋めていた指先をドリルのように回転させて、下着の布地ごと、更に奥深くまで捻りこんだ。
「ひぃぐぅっっ！」
びん、と響の背中が反る。その反応が、隼人には懐かしい心象風景を生んでいた。
「してたな、こんなふうに…」
響のお尻にこうやって指を突き刺す、“カンチョー”のことである。
「なるほど、なあ。俺にされてた“カンチョー”が、忘れられなかった、と。それで、ケツの孔をいじるようになった、と、そう言いたい訳だな」
ぐり、ぐり、と埋め込んだ指先を強く回転させる。
「ヒッ、ひあっ、に、にぃにぃ、だ、だめっ、あ、あひぁっ！」
「まあ、責任はとるさ」
言うや、布地ごと埋めていた指を抜き、手前の方から、その下着の中にするりと右手を潜り込ませる。
「うおっ……」
溝の部分を直接さわってみると、下着の布越しとは違う、ヌメったグロテスクな感触が指に生まれた。
「ケツの孔をいじられて、一段と濡れちまったみたいだな」
「や、いやぁ……」
「安心しな。今すぐに…」
ヌルヌルしたものを指先にまぶして、今度はそれを、溝の所からさらに奥へとすすめて、響が大好きな“肛門（ア＊ス）”に直接触れさせた。
「ひっ」
響が、息を呑む。触れた“肛門（ア＊ス）”に、力が入ったのは、その部分が奥から盛り上がるような動きをしたことでわかった。
「響の好きな、“カンチョー”をしてやるからな」
ぐ……ぐにゅぅっ……！
「ひあぁぁあああぁぁぁっっ！！」
中心に指を立て、第二関節まで一気に埋め込んだ。響の腰が浮き上がったのは、“肛門（ア＊ス）”から受けた刺激に耐えかねてのことだろう。