進め!-11
春樹の困ったような悔しそうな顔を見て、心底楽しいといった表情を浮かべる朋子。
春樹のこの顔が見たかったのだ。この表情をさせたかったのだと言わんばかりの顔で春
樹からの謝罪を待っている。
(まぁ、実際には春樹の謝罪なぞ、どうでもいいのだが、悔しそうに謝る春樹の顔という
のは実にあたしの心を満たしてくれるからな♪)
「すいませんでした。勝手に博士の胸の中で射精してすいませんでした」
諦めた面持ちで謝罪の言葉を並べていく。その言葉を聞いて満足そうに頷く朋子。
「それでいい♪」
「はぁ……なんでこんなことに……」
「それはお前があたしの助手だからさ。博士の発明の犠牲になるのは助手の務めだろうに」
「それは横暴な気がしますけど……」
「何を言う。そのおかげで、こんなにも大量の精子を出せたのだから感謝をされど、文句
を言われる筋合いはないと思うがな」
「た、確かに気持ちよかったのは認めますけど……」
「なら何も問題はなかろうて。それよりも、もっとこの巨乳を堪能したいとは思わぬか?」
「え……?」
「特別にこの自慢の巨乳を吸わせてやろうぞ? まぁ、揉むのも許可してやろう」
春樹へのパイズリにより気が高ぶってしまった様子の朋子。普段の彼女であれば、胸の
中に射精した時点で行為を終わらせていただろうが、気が高ぶってしまった今の朋子には
ここで止まることなんて出来ない。
もっとこの気持ちを満たしたい。気持ちよくなりたい。そう思ってしまっているのだから。
「い、いいんですか!?」
「よくなかったら、初めから言っておらぬわ。それよりも、春樹はあたしのおっぱいに触
りたくは無いのか? ペロペロしたいとは思わぬのか?」
悪魔のような囁きを耳元で呟く。
一度、射精まで追い込まれて興奮の度合いが高まってしまっている今の春樹には、朋子
の台詞はとても甘美な響きで耐えられるものではない。
「博士の胸を揉ませてください。ペロペロさせてください!」
「ははっ♪ やっと素直になったか。いいぞ、好きにするがよい」
薬で大きくなった胸を張り、好きにするように見せ付けてくる。朋子がこんなにも春樹
に好きにさせるのは、もしかしたら薬で胸が大きくなったというのもあるのかもしれない。
憧れの巨乳になれて気が大きくなっているのかもしれない。
「博士っ!」
「ふぁあっ!?」
目の前で揺れる巨乳に我慢できずに、むしゃぶりつく春樹。
「んは、ぅ……こ、これが博士の胸……」
「さ、早速おっぱいを舐め始めたか。揉むよりも先に舐めるとはさすがだな……」
「す、すいません。弾力も感じたかったんですけど、やっぱり味を知りたくて……」
薬で大きくなっているとはいえ、元々は朋子の胸である。そんな彼女の胸の味を知りたい。
本物であるが本物ではない胸の感触よりも、どちらも本物である胸の味を味わうことを選択した。
「少し、汗の味がしますけど美味しいですよ」
「あ、当たり前だろ。あたしのおっぱいだからな、美味しいに決まっている」
味を舌に覚えさせるようにチロチロとペロペロと舐めていく。
「んっ、んぅ……はん、んぁ、あ……っにゅ、乳輪ばかりなめるでない」
乳首を舐めるわけではなく、その周り――乳輪をしつこく舐めていく春樹。その焦らし
にも似た行為が段々と朋子の身体を火照らせていく。
「乳輪ばかりではなく、他の……ち、乳首も舐めぬかバカ……」
「ちゅう、ちゅう……」
それでも乳首には手をつけずに乳輪や乳房を舐める。
「ど、どうしてあたしの言うことを聞かぬのだ!?」
「だって博士、僕の好きにしていいって言いましたよね? だから僕の好きに乳首以外を
舐めているんですよ」
先ほどまでの仕返しと言わんばかりにニヤリと笑みを浮かべる。
せっかく手に入れた機会を使って少しばかりの仕返しをしようとしているらしい。
しかし、いくら春樹がそんな仕返しをしようと考えていても朋子には無駄なわけで――
「春樹。今すぐあたしの乳首を舐めないと苛めるぞ♪」
「――っ!? 舐めます! 今すぐ舐めさせていただきます!」
鶴の一言で一瞬にして形勢を逆転させる。
「ふっ、あぁ……んっ、初めから、そう……してればよいのに……はっ♪」
チロチロと舐めては乳首を甘噛みする春樹。もうすでに朋子に仕返しをしようだなんて
意識はなく、彼女が求めるままに奉仕をする奴隷となってしまっている。
「いい♪ 乳首をペロペロとされるのいい……♪ 不意に甘噛みされるのいい♪」
春樹の奉仕でスッカリ蕩けてしまっている朋子。もっと自身の胸や乳首を奉仕するように懇願してくる。
「春樹もっと、もっとだ。もっとあたしを楽しませろぉ……♪」
大きな胸を振りたくりながら刺激を求めていく。ぷるぷると胸が揺れては朋子の口から
は小さな吐息が漏れ出る。
「はぅ、んぁ、あっ、あんん……ピリピリする。乳首がピリピリしてくるぞ?」
何度も乳首を刺激されることにより、不思議な感覚が朋子の身体と乳首を襲ってくる。
「な、何だ!? この感覚は何なのだ!?」