最後の性戦・瀬川涼子レイプ-5
闘志と不安を抱えながらも、とにかくようやく追い求めていた犯人と接触する事が出来る。もしかしたらレイプされてしまうのではないかという不安を、今まで見てきた被害者の女性達の顔を思い出し必死で消し去ろうとする。
｢やるかやられれるか、どっちしかないんだもん。考える必要はないわ！やられてもいいから絶対捕まえてやるわ！｣
憎き犯人逮捕に向け自らを奮い立たせる涼子だった。
翌日、刑事や捜査官に今日犯人が自分を確実に狙うという事を伝える。慎重に打ち合わせをし、ぬかりのないよう万全の態勢で望む。あらかじめ涼子の行動を打ち合わせし、向かう道順の至る所に捜査員らを配置する。配置が終わると涼子はいよいよ署を出た。
クロロフィルムやスタンガンと銃…、装備は万端だ。若干の緊張を持ちながら車に乗り捜査開始予定の場所まで向かった。
｢あいつを捕まえなければ模倣犯が絶える事はない。殺してでもこの流れを断ち切ってやる！｣
涼子は車を降りる。どのタイミングで自分を襲ってくるか入念に考えていた。人間を拉致しやすいポイントには多くの捜査官を配置している。
車から降りた涼子を確認した捜査員が無線で連絡する。
｢瀬川涼子捜査本部長、只今車を降りました。どうぞ！｣
｢了解。｣
いよいよ戦いが始まる。刺激的なスーツ。そもそもいい女がスーツを着ているだけで世の中の男は性欲を刺激されるものだ。それに加えて胸の谷間を見せ短めのスカートを着用している涼子はすれ違う男達の視線を誘う。胸元や太股、あからさまにチラチラと見て頬を緩める男達に溜息を漏らす。
（ったくどいつもこいつも昼間っからエロい目でチラチラ見て…。ホント男って単純なんだから！）
溜め息をつく涼子。イヤホンから捜査本部からの声が届く。
｢今のところ異常ないですか？｣
｢ないわ？｣
小声で返答する。
｢人通りも多いし、次のチェックポイントのビルあたりが怪しいと思われます。｣
｢私もそう思う。｣
周りに目を配りながら慎重に歩き進む涼子。そんな涼子の姿を見つめる獣の目が光る。
｢よし、行くぞ！狩りの始まりだ！｣
｢ヘイヘイ！｣
物陰で一斉に覆面をかぶるレイパー達だった。