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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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野外H-17

 翌日の朝、彼に起こされました。
 私以外、もう全員起きていて、みんな朝ご飯を食べに行っていて、私が一番最後。
 起きたら彼が笑ってました。
 すっごく恥ずかしかった。

 「もっと早く起こしてくれれば良いのに!」って逆ギレしたら、「何度も起こしたよ」だって。
 「ゴメン」って、素直に謝ったら、彼が言いました。

 「昨夜、大丈夫だった?!
 なかなか、風呂から戻ってこないから、みんな心配してたんだけれど、ひとりでさっさと寝てるのが分かって、みんな笑ってた。」
 「ごめんなさい。お風呂で温まりすぎて、気持ち悪くなっちゃたの・・・」
 「温まりすぎたって、本当は風呂でひとりでやってたんでしょ?!
 そろそろやりたい時期だもんな」

 彼は、なんでもお見通しです。
 私、小さくうなずきました。

 「でも、あいつら結構お堅い奴らだから、おまえの本性を見せる訳にいかないからさ」
 「何それ!」
 「ま、どこかでチャンスがあるだろうから、我慢するんだよ」だって!

 まるで、私一人変態扱い!
 変態だけれど(笑)。

 私、少し拗ねてみたけれど、彼が優しくキスしてくれてから、耳元に唇を寄せて「俺もやりたいのを我慢してるんだよ!」って、囁いて耳を舐められちゃいました。

 そんな事されたら、もっとやりたくなっちゃうっつうの!!(笑)

 彼、もう着替えていてGパンにTシャツだったんだけれど、私、彼のあそこを触ったら「半立ち」状態になってました。
 それが嬉しくて、だから、何回かGパンの上から擦ってあげて言いました。

 「あっ、立ってる! 変態!」

 そう言って、私、ぱっと彼から離れて、睨んで、それで笑いました。
 彼も笑ってくれました。

 急いで着替えて、私たちも朝食を食べに食堂に行ったら、みんなから半笑いで「おそ〜い!」って言われて、私、たぶん真っ赤になっていたと思うけれど、「すいませ〜ん」ってわざと明るく言って、海苔とアジの開きと納豆っていう、保養所の定番の朝食を食べました。

 その日も、すっごく「健全」な一日でした。

 絵に描いたような観光をして、おそばを食べて、パターゴルフをやって、っていう、本当にそこまで「普通」の旅行をするか!? って感じでした(笑)。
 彼に、冗談で「すっごい定番ばっかりだね!」って言ったら、それを聞いた彼の同僚二人が笑い出して言いました。

 「だよね〜〜〜〜。
 こいつ、伊豆に来るの初めてだから、有名な所に行きたいって、絶対譲らなかったの(笑)。
 まさかこの歳になって『シャボテン公園』に行くとは思わなかったよ!」だって。

 それを聞いて、私と彼以外の全員が笑ったから、私、凄く彼に悪い事言っちゃったと思って、立場無くなって、小ちゃくなっていたら、彼、笑いながら「お前たちだって喜んでたじゃん!」って、言いました。

 そうしたら、女の子の一人が言いました。

 「そうですよね。私、子供の頃以来だったから、凄く楽しかったですよ!」

 私、そのフォローが嬉しくて「私も!」って言いました。
 そうしたら、みんな「まあ、確かにな」って感じになって、救われました。
 彼が、「だろう?! 定番には定番の良さがあるんだよ!」って、笑いながら言い切って、その場が収集して、本当に良かったと思いました。

 そんな感じで楽しく一日が過ぎて、保養所に戻りました。
 前日に負けないくらいの豪勢な夕食で、もう二日目だったからいろんな話が出来て、部屋でもう一度飲もうという事になりました。


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