ミスター・イケメン-1
ども〜☆現役高校2年生杉田尚樹どぇ〜っす!
え?告白の結果?実は聖には気付かれてたみたいなんだよそれが〜。結局OKだけどね!
あれから3ヶ月くらい経って、相変わらず奴の毒舌聞いて過ごしてマスヨ。
只今、結構情報通の妹に彼女の存在がばれてしまい、部屋に居座られてまする。
俺の妹は朱音って言って、同じ高校の一年生なんだけど。やっぱ俺と頭はどっこいどっこいで馬鹿だけど、顔はなかなか可愛いんだよなぁ。
「お兄ちゃん。聖先輩って有名なのよ?かっこいいし、超毒舌だし、超天才、サディスト、喧嘩強いし…。」
「ん?あれで喧嘩まで強いのか!?;」
「だって、×高の不良組20人まとめてやっつけたって話よ?一人で。」
「すげぇ…。俺いつ殺されっかわかんねぇ。」
「やーねー。大丈夫かよ彼氏〜。」
やべぇ。俺すげぇの彼女にしたんだ。てか、それでもフォーリンLOVEな俺って相当重症?
「同学年はともかく、一年生のごく一部の男子なんて姐さん呼ばわりよ?」
「俺らの学年のごく一部もそうだぜ?喧嘩強いからだったのかぁ〜へぇ。」
その辺に置いてあるへぇの機械を鳴らしまくった。さすが朱音、情報通。
「聖先輩って弟いるんだよ。私と同じクラスだけど。」
「いんのかよー。相当失礼な奴なんだろうなぁ。」
「そんなことないんだから!王子様だもん!」
おいおいおい。何でそんな力説するか?まさか…。
「…好きなのか?」
「…そうよ。悪い?」
朱音、お前は俺の妹だ。うん。
「名前は?どんな奴なの?」
「鴇也君っていうの。物凄く成績いいし、かっこいいし、運動だって出来るし…。」
「腹黒弟か。」
「いい人だもん!馬鹿!」
とうとう兄に向かって馬鹿って言うかこのガキャ!
…でも、こいつ恋したらとことん相手美化して見てるもんなぁ。後で聖に聞いてみるか。