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スリリングなダブル不倫
【熟女/人妻 官能小説】

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第二章 以心伝心-1

            第二章  以心伝心

 沙智子のクモの巣払いの儀式のあと…

 レンタルCDショップで、武志は一週間前に借りたCDを返してから
ゆっくりと店内をひと回りした。
 洋画系CDの棚の前の沙智子の傍を通った時、軽い会釈を送った
武志に沙智子も同じような会釈を返して来た。

 ひと足先に店を出た武志は、すこし遅れて出てきた沙智子が車に
乗るのを確かめると、その前を通って道路に出たが、車が向かった
先は我が家とは反対方向だ。
 そのあとをサングラスをかけた沙智子の車が追って来た。


 三十分ほど走って、武志の車が大型ショッピングセンター駐車場に
入ると、沙智子の車もその後に続いた。
 駐車場に乗り入れたふたりの車は付かず離れずの所に停まった。

 しばらくして、沙智子が武志の車に近寄って来た。
 武志が助手席を指し示すと、沙智子が素早く乗り込んだ。

「こんにちは」
「こんにちは。判ってもらえてありがとう」
「うふふふ…武志さんの顔で分かったわ」
「そうだった?」
「わたし、武志さんかならず来るに違いないと…」
「僕も…かならず後をついて来てくれるはずだと…」
「だって、わたしの車の前を通った時にも合図を…」
「以心伝心というわけですね」
「うふふふ…そうみたい」
「本当は僕が沙智子さんの方に行かないといけないのに…」
「何度もわたしの車でラブホに行くわけにはいかないと…」
「そうなんです。迷惑をかけることになると…」
「でも、いいお天気でよかったわ」
「え? あまりお天気は関係ないと思うけど…」
「曇っている時にサングラスなど変に思われるわ」
「あははは…それじゃ僕も…」

 サングラスをかけたふたりを乗せた車は駐車場からすべり出た。

「この前の所は判ります?」
「たぶん…でも今日は別の所に…」
「ああいう所、よく行かれるんですか?」
「まったくありませんが、ネットで調べておきましたので…」
「そうですか」
「で…沙智子さんは?」
「わたし? 主人となんどか…」
「え? ご主人とですか?」
「そうよ。主人のほかは武志さんが初めてなの」
「どうしてまたご主人と?」
「それは…娘が中学校に入る頃に…」
「………」
「ママ、ゆうべどうして泣いてたの? と…」
「そうなんだ」
「それからは、家では…」
「何となくわかるような気が…」
「まぁ、武志さんたら…いやですわ」

 まもなく車はモーテルに滑り込んだ。

            * * * * *

 ひとしきり熱い口付けが終ると、沙智子が武志にしがみつく。
 まるで、はやくなんとかして、という具合に…

「沙智子さん、今日もバスは別々に?」
「いいえ、いっしょでかまわないかしら?」
「もちろん大歓迎ですよ」
「うれしい…」
「それじゃ、僕が脱がせてあげます」
「そんなぁ…自分で…」
「どうして? いいじゃないですか」
「だって…恥かしいから…」
「この前、すてきな裸身を見せてもらいましたよ」
「………」

 形だけのあらがいもそこまで…
 ただ立ちつくして、武志の働きかけを待つだけの沙智子だ。
 出会いがしらのハプニングみたいなこの前と違って、今日はこう
いう時間を過ごすために出てきたのだ。
 身に付けるすべてに気を配るのが女というもの、それをしっかり
見てほしいという思いも当然あるに違いない。

 カジュアルな上着、スカート、キャミソール、ブラジャー、パンティが
剥ぎ取られ、武志の前にすっぽんぽんの沙智子が…
 ただ、武志がほめ言葉を挟みながら、あちこちに寄り道をしながら
だから、てぎわ良くいかないのは当然だ。

「まるでモデルのようなボディだ」
「そんなこと…とっくにオバサンだわ」
「いいや、とても洋服姿からは想像も出来ない」
「じゃぁ、もっと太っていると思ってたの?」
「まぁ、正直に言えば…」
「いじわるぅ…」
「でも、そうじゃないと判ったんだからいいだろ」
「わたし、ゆったり目のお洋服がこのみだから…」
「それで、なにかスポーツを?」
「高校までは陸上競技のハイジャンプを…」
「だからなんだ」
「え? なにがですか?」
「あの時のバネが効いた躍動感はそのせいなんだ」
「まぁ…」
「さぁ、すぐ行くから先に入っていて」

            * * * * *

 ざっとシャワーかけたあと、ソープを泡立てた掌がからだ中を這い
まわるのにまかせていた沙智子だが…

「こんなこと、最近はなかったわ」
「そうお? ご主人と時どきこういう所にと…」
「そうだけど、いつもそれぞれに…」
「夫婦ってそういうものかもしれないなぁ」
「武志さんところも?」
「いっしょに風呂に入るなんて、新婚の頃だけでしたよ」

 バスタブの中で、
 ふところに抱きこんだ沙智子のからだ中に手を這わせる武志…
 手をうしろに廻して肉棒を探る沙智子…
 口づけを求めて顔を上向ける沙智子…

 やがて、ふたつの唇が重なり合って時が過ぎて…

「あつい…」

 先にそれに耐えられなくなったのは沙智子の方だ。

「もうあがろうか」
「ええ…」

            * * * * *


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