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スリリングなダブル不倫
【熟女/人妻 官能小説】

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第一章 クモの巣払い-2

「おどろかれました?」
「いいや…でもちょっとだけ…」
「でも…ちょっとぐらいでよかった!」
「ほんとは誘ってもらってうれしかった」
「はっきりお誘いしたわけじゃ…」
「ええ…奥さんの気持ちが以心伝心で…」
「まぁ、奥さんだなんて…他人行儀じゃないかしら?」
「そうですね」
「沙智子と呼んでね。わたしも、武志さん、と…」
「ここではその方がいいですね」
「こんなお願い、武志さんだからなの」

 武志にからだを寄せて上を向いた顔に武志の顔が重なった。 

「さぁ、ビデオを…」
「それより先に…」
「え? それよりもクモの巣を?」
「ええ…」

 武志の胸元に顔をつけた沙智子の顔に紅が差した。

「それじゃシャワーを…」
「先に入って。わたしはあとから…」
「それじゃ先に…」

            * * * * *

 枕元の灯りの中にガウンをまとった沙智子の姿が浮んだ。
 持ち上げた上掛けの下にからだをすべりこませた沙智子を武志が
無言のまま抱きよせた。

 しばらくの間、ふたりのかすかな息づかい、口づけ音、上掛けが
ゆれうごく衣擦れの音だけの静かな時が過ぎた。

「あつい…」

 沙智子からひと言つぶやきが…
 それを待っていたように武志が剥いだ上掛けの下からガウン姿の
沙智子が現われたが…
 ガウンの前がはだけられて裸身のほとんどがあからさまだ。
 武志の手がガウンの肩口に掛かるのを待っていたように沙智子が
からだをひねって腕を抜いた。
 それが繰り返され、全裸になった沙智子が武志にしがみついた。

「きれいだ…」
「いやっ、はずかしいから…」

 飲み込まれた言葉は『あまり見ないで!』と言うものだろう。
 たとえはっきりとそう言われても、四十歳を過ぎたばかりの熟女の
裸身を前にした男が目をつむって居れるわけがない。

 武志の視線が沙智子のからだ中に突き刺さる。
 右手がからだ中をくまなく這い廻る。
 無言の武志…かるいあえぎ声を洩らし続ける沙智子…

 そんな時がしばらく過ぎて…

「うっ…ううぅっ…」

 とつぜん沙智子が呻き声を洩らし、武志にしがみついた。

「もう濡れてますね」
「いやっ!」
「もう…そろそろ…」

 秘所を探っていた右手が反され、沙智子の両脚が大きく開いた。
 もちろん究極の攻め、沙智子が言う「クモの巣払い」を期待しての
の動きに違いないが…

 起き上った武志が枕元のスキンを分身にかぶせた。

「ほんとにいいんですね」
「………」

 この期におよんで、そんな念押しなど無意味だ。
 誘った方にすれば、『もしも、ダメ! と言ったら止められるの?』と
言いたくなる愚問だが、武志にすれば、相手はお隣の奥さん、という
意識が働いた結果なのだろう。
 もちろん、沙智子は目をつむったまま身うごきもしない。

「あうぅ〜っ…」

 武志の怒張した分身が一気にクレバスに突き刺さった。
 沙智子の手が武志の腕をつかんだ。
 武志が余裕ありげに見えたのはほんのわずかのことで、たちまち
沙智子に覆いかぶさって抱え込んだ。
 沙智子が両腕を武志の首に巻き付けてしがみついた。
 攻め手であるはずが、まるでクモの巣に絡め取られた虫のように
武志が沙智子に絡め取られたのだ。

 はげしく腰を遣うことしかできない武志の電車道だ。

「ううっ!」
「ああぁ〜っ!」

 うめき声とあえぎ声のコラボが終焉を告げる証だ。
 それも、からだが繋がってあっという間のことだったが…

 組み敷かれた沙智子のあえぎ声が少しずつ収まっていった。


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