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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第10話-3

「葵、くん……そろそろ……」
 腰回りに集まった感覚が、そのまま屹立を駆け上っていく。少しばかり、間の空いたそれは、濃度の高い昂ぶりを伴って、屹立の先端に充填されていった。
「ん、む……」
 誠治が発した、限界のサイン。それでも葵は、誠治の屹立を口内に含んだまま、スロート・アクションをやめようとしない。

 じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ!!

 それどころか、さらに深く速く艶かしく、己の頭を上下して、誠治の解脱を促すような動きをしてみせていた。
「わ、わかりました……このまま……で……」
 葵がそうしたいのなら、誠治はそれを拒まない。
 もはや暴発を待つだけというべき充填率を計測している自己の昂ぶりを、葵のスロート・アクションに任せるまま、葵の口内に集中させていた。
「う、あ、葵、くんっ!」
 誠治の全身が、硬直した。

 びゅるっ、びゅるびゅるびゅるびゅるっ!

「!」
 葵の口内を一瞬で満杯にする、解脱の迸りであった。
「ん、んくっ……んっ、んんっ……」
 喉の奥まで絡みつく、粘度の高い放出物。それもまた、誠治の体の一部であると考えれば、葵は何のためらいもなく、それをそのまま嚥下していく。

 ごくっ、ごくっ、ごくっ…

と、その細い喉を何度も鳴らして、口内いっぱいに広がる誠治の解脱の証を、自らの体内に取り込んでいく葵。
「は、ぁ……」
 やがて誠治の射精が収まり、硬度を幾分失った屹立から、葵が口を離す。銀糸が幾重にも煌いて、実にエロティック極まりない様を、誠治の眼に映し出していた。「ああ、葵くん……素敵でした、よ……」
 解脱の開放感に、誠治は酔いしれている。故あって、2週間は空いたであろう魂魄の溶解現象に、のぼせている感でもあった。
「………」
 葵の身体が、小刻みに揺れている。雄渾さを少しばかり失った誠治の屹立を、何か恨めしげに見つめている。
 誠治はもちろん、そんな葵の様子に気がついていた。
「今度は、貴女を鎮めなければいけませんね」
「!?」
 言うや、機敏な動きで身を起こすと、葵の体をベッドに押し倒す。
「あ、あんっ……!」
 葵のパジャマのズボンに手をかけると、そのまま一気にずるりと膝までそれを下着ごと引き下ろして、太股の裏に手を置いて、ぐい、と押し上げた。
 いわゆる、“まんぐり返し”の体勢を取らせたのである。
「葵くんの“オ×ンコ”、すっかり、興奮していますね」
「い、いやぁ……そんな、はっきり……言わないで、ください……」
 およそ抵抗の暇もなく、自分の秘花が相手の面前に晒される、この“まんぐり返し”という恥辱的な格好をさせられた葵。
 もちろん、本心ではまったく抵抗しようなどと考えていないことは、両手で顔を覆い隠しながらも、一番痴態を晒しているはずの陰部が、丸見えの状態で誠治に供出されていることで明らかだった。
 “頭かくして股かくさず”とでも言った方がいいのだろうか…。
「ヌルヌルしたもので光っていて、とてもいやらしいですよ」
「いやぁ……いやぁ……」
「おお。葵くんの呼吸に合わせて、ぴくぴくしている。まるで、貝の中身のようだ」
「い、いやぁ……」
 “まんぐり返し”の醍醐味は、なんと言っても、秘処が眼前に露になっていることだ。その様子を詳らかに述べることによって、見られている側の羞恥を煽るという戯れができる。


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