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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第10話-4

「いい匂いがしますね……」
 くん、と秘実に鼻先を近づけ、犬のようにそれを鳴らす誠治。
「や、やぁっ……嗅がないで……」
 顔を両手で覆いながら、葵は羞恥に身悶えている。もちろん、言葉とは裏腹に、抵抗の素振りは全く見せていない。

 くん、くん、くん…。

 と、それをいいことに、誠治は鼻を更に鳴らして、葵の秘実から漂う匂いを、堪能するのであった。
(どうやら、少し、粗相をしていたようですね)
 独特のアンモニア臭が、鼻腔を刺激してきた。その匂いが、朝の薄闇を切り裂いた葵の絶叫を、誠治に思い出させた。
(また“あの夢”を見たのでしょう…)
 最愛の弟を、喪った時の夢…。葵の弟は、幼い頃から心臓に重い病を抱えていて、それでもリハビリに頑張って、克服しかけたと思った矢先、発作によって急逝してしまったという。
 その第一発見者が、葵だったのだ。部屋の中で倒れて、そのまま躯になってしまっていた弟の姿を発見したときの、彼女の心境はいかほどのものだったか。
 未だに悪夢となって葵を苦しめるその夢は、時として“夜尿”という粗相を犯してしまうほどに、彼女の自律神経をひどく侵している。
「………」
 そんな場面を、何度も誠治は経験してきた。だが、誠治にはそれを厭う気持ちなど、微塵もない。
「とても芳しい、果実のような匂いです」
「お、お願いです……もう、言わないでぇ……!」
 葵自身は、自分が少し粗相をしているという自覚はないのだろう。幸い、今回のそれは、量としては少ないものだったので、下着に少し滲むぐらいで済んでおり、葵も“自分の興奮で濡れている”という感覚しかないようだ。

 べろり…。

「ん、はうっ……!」
 誠治は舌で、葵の粗相も丸ごと拭い取るつもりで、秘実をひと舐めした。酸味のきつい、粘度のある感触が、舌の上に広がっていく。
「あ、ああっ……!」
 ぴくぴくっ、と、葵の秘実が小刻みに震えていた。“口戯(フェラチオ)”で興奮している自己を、ようやく直接刺激してもらえた悦びを感じているようにも見える、そんな反応だった。

 べろべろべろっ……。

「んふっ、くんっ、あ、んんっ!」
 堪らない、といった様子で、葵が喘ぐ。興奮している“実”を舐められる度に、奥から淫猥な果汁が溢れ出し、それがそのまま、誠治の口周りをべっとりと濡らして、熟した果実をほうばった後のような様を現出していた。
「ここも、すっかり尖ってしまって……」

 ぱくり。

「あ、んあっ!!」
 びくり、と葵の腰が大きく揺れた。誠治が、秘実の更に固い部分を唇で啄ばんだからだ。
「そ、そこ、はっ……あっ、あっ、ああんっ!」
 唇で咀嚼をするような、固い芯に浴びせられる刺激。
 瞬く間に、葵の秘実が淫らな果汁を溢れさせ、ミツバチを誘うような、濃密な匂いを発していた。
「素晴らしい……なんて、淫靡なんだろうか……」
 グロテスクでありながら、神秘的な様態である。女性の秘められたこの部分は、世界のありとあらゆる雄を誘い込む、強烈な淫力を持っているのがよくわかった。

 ぺろ、ぴちゃ、ぴちゃぴちゃっ、べろべろべろっ…。

「んあっ、はぅっ、んんんっ、んぁぅぅあぅっ……!」
 ミツバチが花の中で蠢くように、秘実の上で踊る誠治の舌。その動きに煽られて、葵の身体はまるで骨のない軟体生物のように、怪しくうねっていた。


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