第7話 背徳の掟-1
「や・・やだ!・・・約束が違うじゃないの・・・早くタケルさんのが欲しい!・・・早くタケルさんのを私に入れて!」
「ふふ・・・そうでしたね。うっかりヒロミさんとの約束を忘れてました」
彼はとぼけた表情で行為を止めたが、私の開いた両足首は握られたままだった。
両手も縛られて身動きの取れない私は、文字通りのパンスト奴隷だった。
「そうよ・・・早く私のパンストを破って・・・早くタケルさんのでお願い・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
「僕にまた命令するんですか?。ヒロミさん・・・あなたの立場分かってます?。奴隷なんですよ?・・・パンスト奴隷・・・・・・・」
私は奴隷になり下がってでも、彼の物が欲しかった。
「だから・・・タケルさんお願いします。私のパンストを破って下さい。私のパンストを破って・・・タケルさんのお〇んちんを入れて下さい!・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
「ふふ・・・敬語まで使って若い僕のチ〇ポを欲しがる、はしたない女・・・息子さんとも変わらない僕のチ〇ポを・・・・・・。そうだ・・・せっかくですから、息子さんの名前を呼んでおねだりして下さい。僕の事を本当の息子さんだと思って・・・ふふ・・・・・・」
「や・・やだっ・・・絶対嫌よ!。もしかして・・・私をだましたの!?。ただ、名前を教えるだけって約束したじゃないの!」
近親者との性行為を促せる彼の言動は、さらにエスカレートしていた。
私に息子の名前で挿入を促すなど具体的になっていた。
もちろん、近親者との性行為などに興味の無い私としては、懸念を示して拒絶した。
それでも彼は、焦らされて欲しがる私を見透かして執拗に迫った。
「ええ・・・ですから、僕は名前を聞くだけと約束を果たしました。ただ・・・その後の、ヒロミさんの立場は分かってますよね?・・・パンスト奴隷なんですよ?。パンスト奴隷は、主人の僕に服従あるのみです・・・ふふ・・・・・・」
「でも・・・息子の名前を呼ぶなんて嫌だわ。どうして・・・どうしてタケルさんはベッドの上で私の身内に干渉したがるの?。私・・・こんなのは嫌・・・・・・」
「ヒロミさん・・・もし身近な人が・・・突然、性の対象に変わったらどう思います?。ふふ・・・実は僕には身に覚えがあるんです・・・このパンストプレイまで辿り着いた経緯も含めて・・・・・・。ですから・・・ヒロミさんにも同じような気持ちで体現してもらおうと・・・身近な息子さんの名前を呼んで欲しいんです」
「タ・・タケルさん・・・あなたまさか!?」
彼の口から、近親者との性的関係を疑わせる衝撃的な言葉が出た。
しかも、パンストプレイとの経緯も含めて接点があった。
さらに、私に息子の名前で挿入を求めさせる不可解な言動も考えると、彼の性癖の謎は深まりを見せた。
「ふふ・・・今の言葉でヒロミさんが僕の事をどう捉えたかは分かりません。ただ・・・僕の想い描くパンストプレイは、ヒロミさんが背負う背徳感によって初めて成立する物・・・さあ・・・僕と一緒に・・・あの頃にタイムトラベルしましょうよ」
「あはっ!?・・・・・・・」
彼は、不意に指先で私のクリトリスを摘まんだ。
すでにパンティーストッキングは染み渡っており、その位置は明確に分かるほどに透けていた。
「駄目よ・・・もう敏感なの・・・早くお願い・・・タケルさんの入れて・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
「さっきから同じ事を何度も・・・・・・。さあ・・・息子さんの名前でおねだりするんです」
「それだけは嫌っ・・・あっ!?・・・・・・」
彼は、摘まんだクリトリスをニ三度転がしていた。
「そう・・・そのままでも構わないわ。もっとお願い・・・もっと強く何回も・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
「ですから・・・誰にお願いしてるんですか?」
「タ・・タケ・・・タケルさん・・・・・・」
「ふふ・・・聞こえませんね。まあ・・・別に僕としてはこのままでも構わないですけどね。その代わり・・・ヒロミさんのパンストを履いた脚で楽しませてもらいます」
彼は行為を止めると、私の右足首を両手で掴んで、自分の顔に近づけていた。
「や・・止めて!・・・私・・・今日はパンストにブーツを履いて来てるのよ!?」
「本当ですね・・・ヒロミさんのパンストのつま先・・・・湿っぽいです・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
彼は、私の足裏で頬擦りをしていた。
しかも、ブーツで蒸れた、パンティーストッキング越しの足裏だった。
私は、彼に会うまで徒歩で歩き電車も利用していた。
ブーツ故に歩いて蒸れるのは当然ながら、電車内でのヒーターの熱も拍車を掛けていた。
むろん、計り知れない程の悪臭が漂うのは間違いは無かったが、それでも頬擦りをする彼の表情は至福に満ち溢れていた。