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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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3P 1-9

 だから、引っ越したその日に、裕美には泊まっていってもらいました。
 裕美は「二人の甘い新居に、初日からオジャマする訳にはイキません!」って、かたくなに断ってたけれど、引っ越しの片付けがぜんぜんだったから、私たちはHどころじゃなかったし、何よりいっしょにいる事が楽しかったから、彼と私で強引に帰さなかった(笑)。

 夜中まで片付けに時間がかかって、三人ともヘトヘトになって、なんとか寝るスペースが出来た時、裕美が、「強引に引き止められた理由が良く分かりました!」って、笑いながら言った。
 「あら、今頃分かったの?!」って私と彼が声を揃えて言った時の裕美の顔を、今でも良く覚えてます。
 すっごく魅力的な笑顔でしたよ。

 その夜は、何事も起こらず、順にシャワーを浴びて、やっと作った三人分のスペースに雑魚寝しました。
 私が真ん中で、ちょっと疲れすぎて逆に興奮して眠れない感じもあったのだけれど、「気分はH満開、でも、身体が言う事を聞かない」って感じで、横になって、少し「ムラムラ」してるのを自覚し始めた時には眠ってました(笑)。
 彼も裕美も同じ感じだったということは、翌日分かりました(笑)。

 次の日は月曜日だったのだけれど、彼も私も休みにしていたので、片付けの続きでした。裕美は、朝早くに出かけて行きました。大学(四年制)に行っていて、その頃は真面目に授業に出ていたんです。

 私も彼も、それまで一人暮らしをしていて、それなりに家財道具は揃っていました。
 それが一緒に住むようになったものだから、思ったより荷物が多くて、しかも洗濯機やら冷蔵庫やら家具やら、同じようなものが全部二つあったりして、その処分とか、片付けは相当時間がかかってしまいました。
 二人してお昼も食べずに一生懸命片付けた成果で、なんとか「普通に暮らせる」状態になったのはもう夕方でした。

 やっと一息ついて、「お腹空いたね」なんて話してました。

 彼が美味しそうに一本タバコを吸い終えた時、突然、私の前に正座して言いました。

 「これからよろしくお願いします!」

 ビックリです。
 私、一瞬、口を開けて、ポカンとしたけれど(これマジ・笑)、大急ぎで私も彼の正面に正座して、三つ指(?)ついて言いました。

 「こちらこそよろしくお願い致します。なんか、迷惑かけちゃってゴメンネ・・・。」
 「迷惑な訳無いでしょ! 俺、嬉しいんだ・・・。」
 「・・・」
 「・・・」

 分かる?!
 分かるでしょ?!
 とっても、幸せな瞬間でした。
 (今度書きますが、一緒に住むことになった理由は、ちょっといろいろあって、彼には申し訳なかったと思っていたんです)

 別に結婚した訳じゃないけれど、もう、感動して泣きそうでした。

 感動して、見つめ合う二人・・・。

 当然でしょう。
 もう、始めるしか無いよね!!(笑)


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