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彼、どちらかと言うと(自分でも言ってるけれど)「遅漏」なんです。
今までの経験でいうと、四時間以上入れっぱなしで、イカなかった事があるくらい。
その時は、私が初めて「失神状態」になって、H終了だったんだけれど(笑)。
私たち、一気に登りつめた。生理が終わったばかりだったからということもあり、そのまま中出し!
同時にイッた。
キスからフィニッシュまで、所要時間、約二十分。
彼との初Hから現在に至るまでの最短記録です(笑)。
彼、イッてからもしばらく私に体重をかけたまま、肩で息をしてた。
彼のあれが、徐々に徐々に小さくなっていくのが分かりました。
でも、彼のあれが、そうやってだんだん小さくなっていくのが、寂しいけれど、可愛かったな(笑)。
終わって、時計を見たら、裕美が来る時間までまだ一時間半くらいあって、二人で笑った。
もう一回、しても良かったんだけれど、引っ越しの片付けとHで、汗もかいたし、裕美が来る前にナベの準備くらいはしておかなきゃ、って思って、一緒にシャワーを浴びて、くつろぎました。
その時、なんか、一緒に住み始めた事を実感しました。
テーブルを用意して、カセットコンロとか、土鍋とか、ドリンクの準備とかをすっかり済ませたら、裕美がやって来ました。もう、すっかり暗くなっていました。
秋から冬に移る時期だったから、裕美が、「寒〜い!」って言いながら中に入って来ました。
「いらっしゃい!」
私、まるで「奥様」みたいな感じだな、って自分で自分が可笑しかったけれど、エプロン姿で裕美を迎えました。
案の定、裕美が、「先輩、奥さんみたい〜! でも、良い感じですよ! あ、ずいぶん片付きましたね、おじゃましま〜す!」って、言った。
相変わらず、可愛い!
彼も、「いらっしゃい!」って、笑って言った。
「あ、透さんも旦那さんみたい(笑)」だって。
(彼は、「透」(仮名・笑)って言います)
裕美は、私の事は相変わらず「先輩」って呼んでたけれど、彼の事は勝手に名前で呼びます。
私は、普段はあまり呼ばないな。
時々、甘えたい時とかは「透」の最後の「る」から、「ルンルン」って呼ぶんだけれど、「恥ずかしいからやめろ」っていつも怒られます。
裕美は「今日はキムチナベにしようと思います」って、大量に買い込んだスーパーの袋の中身を、勝手に台所に行って出し始めました。
今でも時々思い出す、本当に楽しい夜の始まりでした。