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双子よめ
【ラブコメ 官能小説】

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お嫁さんはどっち?-8

「風呂にでも入るか」
 汗もかいたし、頭もボンヤリとしたままだから、スッキリさせるには風呂に入るのが一番だろう。
「……はぁ」
 湯船に浸かり今日の疲れを取る。勢いよく流れるお湯が俺の憂鬱とした気分まで流してくれているような気がする。
「今日はほんと最低のことをしてしまったな……」
 いくら二人が俺のことを好きで、俺も二人のことを好きでいるとはいえ、胸を揉むのはダメだろ。胸を揉むのは。
 しかも勃起した乳首を弄り回すなんて最悪だ。
「いくらテンションが高かったとはいえ……あれはないだろ」
 目を瞑れば鮮明に思い出してしまう二人の胸。そして快感に浸る表情、漏れる吐息。
 それら全てを鮮明に思い出すことが出来る。
「――ぅっ、余計なことを考えたら」
 ビンビンにチンコが勃起してしまった。あんな二人の恥辱を思い出して勃起しないわけがないだろ。むしろ、よくあの時は勃起してなかったなと思うよ。
「……抜くか」
 あの二人をオカズに抜くのは多少、気が引けるがこのまま勃起させたままでいるのも辛い。
 なら、ここは二人のあの姿をオカズにオナニーをするしかない。
「よし、やるぞ――――」
「お、お邪魔します……」
「入るぞー♪」
「――――っ!?」
 オナニーをいようと湯船から勢いよく立った瞬間、いきなり風呂場の扉が開かれる。
 そして、それと同時に聞こえる二つの声。わざわざ誰か問い返さなくても分かる。
 彩菜と彩花の声だ! 何で二人の声が今聞こえるんだよ? それに少しづつ視界に入ってくる二つの影。
 あぁ、間違いない。二人が風呂場に入ってこようとしている。
 このままでは、勃起した姿を二人に見られてしまう。二人に見られる前に隠さなくては――
 この間、僅か一秒未満。俺は勢いよく湯船に浸かる。
 ザァーと溢れ出るお湯。多少、もったいない気がするが、そんなことを気にしている余裕はない。
 二人に見つかる前に勃起したチンコを隠さないといけないのだから。
「わわっ、凄い音がしたけど大丈夫ですか?」
 恐る恐る風呂場へと入ってくる彩菜。
「何だ? 足でも滑らしたのか?」
 彩菜の後ろに続いて彩花も風呂場へと入ってくる。ぎ、ギリギリ……なのか?
 ギリギリ二人に見られる前に湯船に浸かることが出来たみたいだ。後は、このまま勃起していることを悟られないようにしなければ……
「……? 陸は随分変な格好で風呂に入るんだな」
 変な格好……確かに今の俺は変な格好で湯船に浸かっているかもしれない。
 勃起しているチンコを隠すように手を前に持ってき、更には丸くなるように屈んでいるのだから。
 こんなスタイルで湯船に浸かる奴は居ないだろうな。だが――
「お前等も充分、変な格好だからな」
 水着……しかもスクール水着に包まれた姿の二人。急に人の風呂場に入ってきたことも疑問だが、その格好もかなりの疑問だ。
「あたしは裸の方がいいって言ったんだけど、彩菜が裸はダメって言うからさ」
「だ、だって……裸は恥ずかしいんだもん」
 確かに裸で来られるのは俺も恥ずかしい。それに今の状態で二人の裸を見たらどうなるか分かったもんじゃない。
 今にも暴発しそうなほど勃起しているというのに、二人の裸を見てしまったら――
「うぐ……」
 ま、拙い……また一段とチンコが大きくなってきたような気がする。
 二人の裸を軽く想像しただけだというのに……
「恥ずかしいとか言ってるけど、陸に無理やり胸を揉ませていたのは誰だよ」
「うぅ……っ、あ、あれは――彩花ばかり構うのが悔しくて……」
「あたしはスクール水着の方が恥ずかしいと思うんだけどね」
 彩花の言っていることも一理ある。裸は裸で恥ずかしいが、スク水も何気に恥ずかしいのではないだろうか?
 プールとか、水着を着ていてもおかしくない場所だと何も思わないのに、スク水が相応しくない場所で見ると、急にエロく感じてしまう。
「ほら、陸だってあたしらのスクール水着姿を見て、生唾を飲んでるぞ」
「ば――おまっ、そんなことあるわけが――」
「本当か〜? 実はあたしらの水着姿に興奮してるんじゃないのか?」
「し、しているわけがないだろ」
 落ち着け俺。あまりのパニックぶりに声が上ずっているぞ。これでは、興奮していますと告白しているようなものじゃないか。
 その証拠に彩花の顔が――
「そっか、してないのか。だったらさ、あたしらが陸の身体を洗ってあげるから立ちなよ」
「な――っ!?」
 ニヤニヤと笑みを浮かべながら彩花が立つように言ってくる。こいつ、完全に俺のチンコが勃起していることに気がついてやがるな。
「か、身体はもう洗っているから、わざわざ二人に洗ってもらう必要はないぞ」
 嘘じゃなくて本当に洗っているから、もう一度洗う必要はない。
「でも、せっかく風呂まで邪魔したんだから、洗わせてくれよ。彩菜だって陸の身体を洗いたいよな?」
「え、ええ。りっくんさえよければ洗いたいです……」


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