『SWING UP!!』第8話-1
第8話「SUCCESION 〜継承〜」
「あっ、あぁぅっ、あうぅぅああぁぁっ!!」
それはさながら、獣の交尾であった。
「やっ、やぁっ……は、はげしっ……あっ、あっ、ああぁあぁぁっっ!!」
遠慮呵責なく胎内を穿ち貫かれ、シーツを握り締める桜子。そうすることで湧き上がる快楽に抗おうとしているのだが、それが無理な話だということは、自分自身がよくわかっていた。
「あうっ、んあぅっ、ひあっ、ああっ、ああぁあぁぁっっ!!」
枕に顔を押し付けていても、その口から溢れる悦楽の艶声は抑えようもない。だらしなく垂れ滲む唾液とあいまって、エロティックこのうえない様を醸し出していた。
「………」
そんな桜子を“後背位(バック)”によって激しく責め立てながら、大和は、悶える彼女を何故か冷静に見下ろしていた。
ぴたっ…
「あ……んぁ……?」
不意に、大和の腰の動きが止まった。
「ん……あぁん……」
桜子が“どうして、止めるの?”と、言わんばかりに、半分枕に埋まっていた顔を起こす。もちろん、姿勢は“後背位(バック)”のままなので、見返り美人よろしく振り向こうとするその仕草が、とても淫猥なモノに大和は思えた。
す…
と、桜子の腰に据えられていた大和の左手が宙に浮く。
「!」
その動きが次にどうなるか、桜子はよく知っていた。
パチィン!
「ひぁんっっ!!」
大和と“後背位(バック)”で繋がっているがゆえに、無防備この上ない様を晒している、安産型の大きな臀部を思い切り叩かれた。
パチィン! パチィン!! パチィン!!!
「あひぁっ! ひぃぅっ!! ひあぁっ!!!」
それから立て続けに、三度の打鄭を受ける。
瞬く間に桜子の左臀部は、大和が残した紅葉形の真っ赤な手跡でいっぱいになった。
「やだぁ……おしり、たたいちゃ、いやぁ……」
じりじりと臀部から滲んでくる、スパンキングの痛み。
「………」
パッチィィィン!!
「んひゃあぁあぁぁっ!!」
スナップを利かせた、会心の一撃だった。
臀部の肌を走る痛みと痺れが、桜子の中にある官能をじりじりと揺さぶった。
「ふふ…」
大和の口元に、歪みにも似た笑みが生まれた。彼は、この行為がたまらなく好きなのだ。桜子の肉づきの良いケツを叩いたときの手応えは、極上の感触だ。
「桜子のお尻……真っ赤になってるよ……」
まるで、サルのようである。
「それに、中がどんどんヌルヌルになってくる。……お尻を叩かれて、感じているんだろう?」
「やぁ……いやぁ……」
「変態だな。……悪い娘だ」
パッチィィィン!!
「あひぃぃぃぃっ!!」
桜子の背中が、大きく反った。それに合わせて、繋がっている部分が妖しいぐらいの蠢きを見せた。
「ご、ごめんなさい……」
「? どうして、あやまるんだい?」
「だ、だってぇ……」
小さい頃、いたずらが過ぎて姉の由梨に折檻を受けたときは、必ずお尻を叩かれていた。衣服越しではなく、パンツも下ろされて、直に臀部の肌を叩かれたのだ。
「あたし、わるい子だから……おしりぺんぺん、されちゃう子だから……」
その記憶が蘇ったのか、幼児返りをしているようにも見えた。
ぐちゅっ…
「んはぁああぁんっ!」
今度は奥深くを抉って見せた。ケツを叩いた時とは違い、メスの反応を見せて、桜子はよがり悶えた。