『SWING UP!!』第8話-33
「あ、あ、あああ、あ……」
湧き上がってくる“肛門(ア*ス)”からの快楽。品子の身体はその快楽に震え、雄太の雄根が直腸の奥まで入ってきたことを悦んでいた。
「品子、入ったぞ……」
「あ、あぁ……わ、わか、る、わ……」
「きちんと、お前の“初めて”を、俺は、もらえたかな……?」
「え、えぇ……う、れしい……うれ、しいわ……」
品子が自分に、最後の操を悦びの中で捧げられたと知って、雄太は胸が詰まった。
「よかった、ぜ……」
「ゆ、うた……ん、あっ!」
背中に覆いかぶさって、品子の身体を抱きしめる。品子の直腸内に埋まっている雄太の雄根もまた、その中で角度を変えて、肉壁で隔てられた向こうにある品子の性感帯を刺激していた。
「あ、うっ、お、あぁああぁぁっ!」
今までにない、激しい反応が品子に起こった。まるで獣のような叫びを発して、品子の背中が大きく反る。
(ケ、ケツって、そんなにいいもんなのか……?)
雄太はそれが、“肛門(ア*ス)”から発した快楽だと勘違いしていたが、品子をここまでよがらせたのは、彼の先端が期せずして突っついた、肉壁の向こうにあった。
雄太の雄根の先端が刺激しているもの、それは、品子の“ポルチオ”である。
女性にとって、刺激の強い性感帯は概して三つある。
体外に露出しているものが、陰核亀頭いわゆる“クリ×リス”、その“クリ×リス”と組織が似ているという膣口付近の“Gスポット”、最後に、女性の最も内奥に秘められているという最高級の性感帯、それが“ポルチオ”である。
場所的には子宮頚部の付近にあるといわれるが、千差万別の性感帯でもあり、パートナーとのスキンシップの研究を重ねて、ようやく辿り着くことのできる境地でもある。
雄太はその部分と知らずに、肛門側から刺激をしていたのだ。
「あ、ううぁ……ああ……あぁぁああぁぁ……」
「し、品子……大丈夫、か?」
「だ、い……じょ、ぶ……よ……」
品子自身も、初めて味わった凄まじい悦楽を制御できていない。まだ完全に花開いたわけではないだろうが、“ポルチオ”へのファーストアタックは間違いなく、彼女の深奥に宿る性の昂ぶりを、ワンランクアップさせていた。
「う、ごいて……おね、がい……うご、いてっ……!」
「あ、ああ。わかった」
品子に求められ、雄太は腰を前後する。
「ん、ぐ、うぅうぅぅ……」
品子に息みに反応するように、“肛門(ア*ス)”に突き刺さる雄根が、ぬるぬると外へ押し出されていく。
ずぬっ!
と、先端のいわゆる“カリ”が、肛門の粘膜に触れたと感じた瞬間、雄太は腰を突き入れて、雄根をもう一度直腸内へと押し戻した。
「んほおおぉぉぉぉぉっ!」
聞いたこともないような声で、品子が咆哮する。
(す、すげぇな)
根元を締め付けられている雄太もまた、いつもにはない感触をその一身に浴びて、昂ぶりの度合いは最高速であった。
ぬぬぬ…
と、まるで野太い“ウ×コ”のように、雄太の雄根が品子の“肛門(ア*ス)”から押し出される。そして、
ずぷっ!
と、それをもう一度、直腸内に押し戻す。
「んひあぉぉおおぉぉああぁあぁぁぁっ!」
そうすると、声ならぬ声で、品子が狂ったようによがった。
「品子、いいのか? ケツに入れられて、そんなにいいか?」
ぬぬぬ、ずぷっ!
「い、いいっ……いいいぃぃぃっ……!」
ぬぬぬ、ずぷずぷっ!
「ここが、なんのための場所か、知ってるよな?」
「し、しってるっ、しってるけどぉぉぉっ……!」
ぬぬぬ、ずぷずぷずぷっ!!
「なんだ、ここは……ここは、なんのための場所だっ?」
「おぅ、ああぅっ、ああぅぅっ!」
「応えるんだ、品子……っ!」
ぬぬぬぬっ、ずぷずぷずぷずぷぅぅっ!
「んほおおあああひぃぃぃっ! ……ンチっ、ウ×チ、するためのとこおおぉぉぉぉっ!」
雄太も品子も、我を忘れて、ダークサイドの快楽に夢中になっていた。
「ア、アアアァアアァァアァ……!」
品子の悶えが、尋常でなくなってきた。おそらく、限界が近いのだろう。
「いいぜ、品子っ……ケツで、ケツでイってしまえっ」
「おほぁっ、ほあっ、あふぁっ、あああぁああぁぁぁぁっっ!!」
雄太もまた、根元からの締め上げに、溢れそうになる高ぶりはもう堪えられない。
「品子……品子……大好きだ、品子……っ!!」
「ゆ、うた……ゆう、たぁ……わ、たしも……すきぃいいぃぃぃぃひいいぃぃぃっ!!」
辛うじて残る人間性が、二人にそう叫ばせていた。
「う、ううぅうぅぅぅっ………し、しなこぉぉぉぉぉっ!!」
雄根の先端に、一気に集まってくる愉悦。それを押し留める気概は、もう残っていない。
「ゆ、ゆうたぁっ、ゆうたぁっ、ゆうたあぁあああぁぁぁああぁぁぁあぁっっ………!!」
品子もまた、身体の深奥と肛門の周辺から渦を巻いて吹き上がってくる未踏破にして未経験の大爆発をその身に起こし、白目を剥きながら愛しい人の名前を叫んで絶頂に至り、失禁しながら失神してしまった。