想いを言葉にかえられなくても《放課後の音楽室》-5
「これ、欲しい?」
彼女はコクン、コクンとうなづいてみせる。お尻は誘う様に左右に揺れている。
「我慢出来ない様だね。欲しい、欲しいって疼いてる」
ぐっ、と四本の指を割れ目に押し込む。勿論、いきなりは入る訳が無く…押し込んだ瞬間、ぢゅぷっ…と音を立てて蜜がこぼれた。
「ちゃ、ちゃんと…ほひっ…いのぉ…」
指を咥えたまま「欲しい」と願う彼女はMそのものに見える。先ほどのSっ気が微塵にも感じられない。口から指を引き抜き、代わりに蜜で糸を引いている指を口許に持って行く。自分の蜜をためらい無く舐める姿は、母親のミルクを吸う赤ちゃんみたいだ。
口許から抜き取った右手でズボンのチャックを下ろす。トランクスのボタンを外し、肉棒のみを外に出した。ポケットから財布を抜き取りスキンを一つ取り出す。財布をポケットに戻すのも煩わしく、床に落としスキンの袋を歯で破いた。
ふぅっ…と息を吐き、落ち着きを取り戻し、スキンをスルスルと肉棒に被せていく。
…ぢゅぷっ…
「んあっ!」
割れ目の入口に肉棒の先端をあてがう。蜜が絡み付き挿入を促している。
「いくよ」
ぐぅぅっっ…と肉棒を割れ目に押し込む。
「んぅううっ」
彼女の背骨が反り返る。指さえも挿入してなかった割れ目は、蜜が溢れているとはいえ狭く感じる。
ぐぷぷぷぷぷ…
肉棒が進む度に奥から蜜が押し出されていく。最奥に到着すると自分が息を止めていた事に気付き、はあっ…と息を吐いた。
中はキツく、…ビクッ、ビクンと動いている。まるで心臓がそこに在るように。彼女がかなり感じているのがよく解った。
奥まで入ったとはいえ、肉棒が全部入った訳では無い。俺の愚息は太さは一般的だが竿が長い。一般のスキンだと抜けてしまうくらいだ。
ずるっ…と抜けない程度に引き抜く。肉壁が絡み付くのが解る。ためらう事無く、一気に肉棒を叩き付けた。
「ああああっ!!」
高い声が静かな音楽室に響き渡る。
ぐっ、ぐちゅ…ぢゅぷ…ぐちゅ、
一定のリズムで腰を打ち付ける。速くも無く遅くも無く。そう、このリズムは彼女が達しやすいリズム。指を口許から引き抜き、胸に持って行く。腰を打ち付けたまま、両手で胸の形が変わるほど強く揉んだ。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
打ち付ける度に漏れる声が可愛いくて、彼女の尖った乳首を思いっきり引っ張った。
「ひあああっ!いっちゃ…いっちゃうぅぅ!」
ビクンビクンと震える腰を掴み、思いっきり腰を打ち付ける。入り切らない肉棒を無理やり奥に突き刺すように。さっきよりも速く、もっと深く。打ち付ける速さに伴い、いったばかりの彼女は悲鳴を漏らす。
「ひあっ、やっ、だめぇっ…あんっ、奥に…いや…くるしっ…」
彼女の限界も近いようだ。全てを飲み込むようにギュウウウッッと締め付けられ、思わず達してしまいそうになる。だが…我慢。「めちゃくちゃにして」と言うのを実践して見たいからだ。めちゃくちゃにする…凄くそそる。
「はぁ…はぁ…」
息の荒い彼女に配慮して、ゆっくりとした腰の動きにする。本当は待っててあげたいのだが…正直、一回抜いておかないとツラい。
「ああぅ…だめぇっ、また…そんなに、するとぉ…あうっ、あふうっ…」
口では精一杯抵抗を示すが全く真意が無い様に聞こえる。建て前だろう。
打ち付ける腰の動きを大きくする。奥まで、もっと奥まで…。このまま壊してしまいそうな…紙一重の危なさかも知れない。
じゅぷ、ぐちゅ、ぐちゅ…肉棒と蜜の醸し出す音がいやらしく響く。それに合わせて、パン、パン、パン…彼女の尻と俺の腹がぶつかりあう音。そして、彼女の喘ぎ声と俺の低い吐息が…一つの協奏曲を生み出している。
ぢゅぷっ…ぢゅぷぢゅぷっ…ぐちゅ、ぐちゅぐちゅ…
肉壁が締め付ける。三度目の絶頂が近い様だ。俺も限界が近い。肉棒は最大まで膨れ上がり、玉はせり上がる様に力が入る。だめだ…もう、…
「ひいっ…!またぁっ、また、いっちゃうぅぅ!っでちゃ…でちゃうぅぅ!!!」
「いいよ、イけよ。…でっちまえよ…ほらっ、潮でも何でも吹いて狂っちまえっ……!」
迫り来る射精感。ガンガンと壊れんばかりに腰を打ち付ける。狂っちまえ…壊れちまえ…ほら…ほらっ!
「あ、あっ、ああっ!いいっ!…ひいっくうっ!いっくぅぅっ!!」
「俺も…い、いきそ…あ、ああぁっ…!」
ギュウウウッッと締め付けられ、その快感に絶え切れず、脈打ちながら白濁した精を長々と吐き出した。何度も痙攣しながらプシャャャァ…と潮が肉棒に当たるのを感じた。
―――――