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想いを言葉にかえられなくても
【学園物 官能小説】

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想いを言葉にかえられなくても《放課後の音楽室》-6

 肩で息をしながら時計を見上げると八時を回っていた。幾分小さくなった肉棒をしまい、水溜まりを避ける事なく横たわった彼女の為に、廊下を渡った先に在るトイレから、新しいトイレットペーパーを拝借して来た。まだ虚ろな表情の彼女を抱き起こし、濡れた箇所を丁寧に拭き取る。ついでに床に流れた潮も拭き取った。
「ありがと…ごめん、なんだか力が入んなくて。」
「いいよ。それより早く着替えて帰ろ」
 彼女の下着や服を集め、のろのろと着替える彼女を手伝う。何とか着替えた彼女を支えて職員室に向かった。
 入口に鍵保管棚が在り、音楽室の鍵を吊した。職員室には残業で残っている先生が数人いる程度だった。
 校舎の裏手に在る駐輪場に向かう。俺の原付が待っているからだ。少し離れた駐車場には彼女の軽自動車も待っている。いつもココでサヨナラだ…。
「恭介…」
 上目遣いの彼女。先ほどの情時の余韻で潤んでいて色っぽい。ぐい…と組んでいた腕を引っ張った。
「今夜…泊まっていって」
 一人暮らしの彼女が部屋に呼ぶのはまれだった。俺だって数える程しか邪魔した事が無い。
「今夜は一緒にいたい…お願い」
 愛車のカワサキに目をやる。ココに一晩は遠慮したい。…しかし、彼女がこんなにも甘えて来るチャンスを逃したくは無い。
「…カレー」
「え?」
「カレー作って。黄色いご飯のヤツが食べたい」
「…うん、わかった!」
 パッと顔を輝かせる彼女を見て、正しい選択をしたと確信した。でも、ちょっと子どもっぽいお願いだったかな…と自分で苦笑する。
「着替えてから行くよ。だから作って待ってて」
 彼女の頬に唇を寄せる。我ながら恥ずかしくなり急いでメットをかぶってキーを捻る。心地よいエンジン音を響かせ帰路に着いた。


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