裕美1-4
ピザを食べて、テレビを見ながら話していたら、突然裕美が言いました。
「先輩、彼氏居ないんですか?」
「居ないよ〜!」
「ウソ! 可愛いしスタイルも良いからモテるでしょ!」
「ウソじゃないし、可愛くないし、スタイルも良くないからモテない!」
「そんな事無いですよ〜。今まで内緒にしてたけど、先輩の事、前から知ってたんですよ!」
「え?!」
「先輩、バイトしてましたよね。」
そうです、高二の夏休みに、学校に内緒でドラッグストアでバイトしてました。
「なんで知っているの?!」
「私、マツキヨ、大好きなんですよ。ほとんど毎日行ってたんです。」
「そうなの?! 知らなかった〜。」
「初めて先輩の事見た時から気になっちゃって、憧れてたんです!」
「え〜?! なんで〜?」
「私と同じ匂いがした・・・って感じかな(笑)。 一目惚れです!」
「なにそれ!(笑) 信じられないし。」
「本当なんです。それからは、先輩の顔を見る為にマツキヨに行ってたって感じです。
でも、夏休みが終わったとたんに居なくなっちゃって、すっごい寂しかった。だから、恥ずかしいのを我慢して、マツキヨの人に先輩の事聞いて、どこの高校に行っているか突き止めたんです。」
「何それ〜。一目惚れって何?!(笑)」
「自分でも分かりません。女の人になんか興味持った事無いのに、なんでか先輩にはやられちゃったんです! 類は友を呼ぶって事だと思います(笑)。」
「わっからな〜い!(笑)」
そんな会話でした。私の通っている高校を聞き出して、絶対に同じ高校に入るって決めたらしい。
その会話をしている時、私は自分のベッドに寝っ転がって、裕美はベッドを背もたれにしていました。
「先輩、変な事、言って良いですか?」
「さっきから十分変な事言っているし!」
「処女ですか?!」
「え?!」って感じでしょ?(笑)
もちろんHに興味があって、女同士で話していると、Hな話はしょっちゅうでした。でも、学校とかカラオケボックスで、何人かと話すH話は「当たり前」だけれど、私の部屋で二人だけで女同士Hな話なんてした事がありませんでした。
「あったり前じゃん! 彼氏居ないって言ったじゃん。もしかして、裕美、処女じゃないの?!」
「どっちだと思います?(笑)」
「どっちでも良い(笑)。私には関係ないし。」
「Hしたくないんですか?!」
「何それ?」
「気持ち良いですよ!」
「・・・。」
なるべく明るく会話していたけれど、二歳も年下の裕美が処女じゃないって分かって、結構ショックでした。
「オナニーはしてます?!」