魔王討伐史-8
「チンコ! 勇者のチンコをもっと――」
僕の腰の動きだけでは満足できなかったのか、自らも腰を動かし始める戦士さん。
「あはっ♪ んふっ、あぁああんっ、ひっ、んぁ……やん」
更に気持ちよさが加速していく。戦士さんが自ら腰を動かすことによって、僕の予想と
違う動きになってしまい感度があがる。
「せ、戦士さん――っ!」
ここまでされてしまっては我慢するだなんて無謀すぎた。僕は戦士さんの期待に応える
ことなく膣内に精子を吐き出した。
「はぁああああぁぁぁんっ! んぁああっ」
「は、はぁ……あぁ」
「ん、んはぁ……んっ、まだダメだと言ったのに、あたしの中に出したな」
「うぐ……っ、す、すいません」
戦士さんのオマンコの気持ちよさに耐えられなかったんです。実際、あれでもかなり頑
張った方なんだですよ。そのことは評価して欲しいです。
「しかも、二回目だっていうのにこんな大量に出して……」
それは若いからですね。若いと、つい精子も大量に出てしまいますよ。
「うわ……マンコに入りきらなかった精子が垂れてきた」
「おぉ……」
戦士さんのオマンコから精液がドロリと垂れてきている。オマンコから精子が垂れてく
る……これはこれで、なかなかに卑猥だ。
「せっかく勇者と一緒にイキたかったのに、先にイキやがって。おかげであたしは勇者の
精子でイッてしまったじゃないか」
「ほんと、すいません」
そのことに関してはただただ謝ることしか出来ませんよ。
「これはきちんと責任をとってもらうしかないな」
「せ、責任……ですか?」
一体、どんな責任をとらされるのだろうか?
「責任といえば一つしかない、だろ?」
戦士さんがペロリと舌を出して、唇を妖艶に舐める。
「ま、まさか……」
「そのまさかだよ。勇者はまだまだ若いんだ。まだそこに精子を溜め込んでるんだろ?」
「はうあっ!?」
キン玉を戦士さんにぐにっと握られてしまった。今の一瞬で軽く精子が出そうになったのは秘密だ。
「あたしが満足するまで、付き合ってもらうぞ勇者♪」
「……マジですか?」
「ああ。それに言ったろ? これがお前の本来の仕事なのだと」
「……はい」
これはもう諦めて戦士さんに付き合うしかないようだ。いくら僕が若いと言っても体力
面では戦士さんの方があろうだろうし、最後まで付き合えるかな?
「じゃ、いくぞ勇者。あたしを満足させろよ♪」
「……善処します」
――初めての冒険。初めての戦闘。初めての町。初めての宿屋。そして初めてのセックス。
今日一日で僕は色々な初めてを経験しました。人の人生において、色々と重要なモノを一
度に体験してしまっている僕。無事に明日を迎えることが出来るのだろうか?
いや、割と真面目な話……戦士さんに付き合って無事に朝日を拝めるのだろうか?
ただただ、それを願いながら僕は腰を動かして戦士さんの膣内を貪る。
「いいぞ勇者。もっとだ、もっとあたしを満足させろ!」
「は、はい!」
こうして冒険初日の夜は更けていく。
「あっ、あぁ、あぁああああんっ♪」
戦士さんの喘ぎ声と共に――
「……つ、疲れた。本当に疲れた」
宿屋は基本的に疲れを取るための場所のはずなのに、僕の体力は最高に落ち込んでいた。
「一体あれから何時間、戦士さんとセックスをしていたのだろうか?」
途中から僕の意識は半分ほどなくなっていた。分かっていることは、とにかく戦士さん
に精液を搾り取られたということだけだ。
つーか、いくらなんでも戦士さんのあの体力は反則だ。僕より確実に戦士さんの方が旅
で疲れているはずなのに、僕よりも元気に腰を振るとか、どれだけ底なしの体力なんだよ。
「なんていうか、今日はもう旅をしたくない気分だよ……」
実際は、そういうわけにはいかないのは分かっているけど、今のこの疲れで冒険をする
のは少々……いや、かなり危険なのではないだろうか?
「――と、思ったけどよくよく考えたら僕って戦わせてもらえなかったんだよね」
だったら疲れてても冒険はでき――いや、冒険をするということは、その後……つまり
夜になると再び誰かとセックスをしないといけないわけで――
「これはもしかしたら冒険よりも危険なのでは?」
魔物との戦闘よりもあの三人の相手をする方が危険なのかもしれない。
でも、しかし……無駄に体力が有り余っていたのは戦士さんだけで、他の二人は普通に
体力がないかもしれない。そうだよね、かなりの偏見になってしまうけど、僧侶と魔法使
いという職業と体力は結びつかないもんね。そうだ、体力が多いのは戦士さんだけだろう。
そう思ってないとやってられないよ。
「お、勇者。もう起きているんだな」
「おはようございます戦士さん」
やけに肌がツヤツヤとしている戦士さんが現れた。昨日、あれだけしておいて疲れとか
残っていないのだろうか?
「ん〜ほんっと、昨日はよかったな〜。かなりの元気を補充できたぞ」
ま、マジですか……全然、疲れた様子がない。それどころかむしろ元気になっていないか?
「今でも勇者のチンコがあたしのマンコに入っている感覚がするくらいにな。あっははは♪」
豪快な笑いを浮かべる戦士さん。
「まったく……勇者様のおチンポの感触が残っているだなんて実に羨ましい限りですね」
「そうだよ〜ほんとは、わたしが勇ちゃんのおちんちんを食べる予定だったのに、戦士ち
ゃんに取られちゃうんだもん……」
「ははっ、そう僻むな。ジャンケンに負ける二人が悪いんだろ? 一応、あのジャンケン
は公正なモノだったんだぞ?」
「うぐ……っ、分かっていますよ。ですから余計に悔しいんじゃないですか」
「イカサマがありなら確実にわたしが勝ってたけどね〜♪」
「「「あはははっ♪」」」