★★★-4
湊の家に着くなり、また腕を引っ張られベッドルームに連れ込まれた。
押し倒され、激しいキスに襲われる。
「んやっ!は…」
「やなの?」
湊は楽しそうに言うと、陽向の胸を強く掴んだ。
あっという間に服を脱がされる。
湊も服を脱ぐと、ベッドに横たわる陽向に覆いかぶさった。
また、胸を強く掴まれ、揉みしだかれる。
「み、湊っ!痛いよ…」
乳首を歯を立てて噛まれる。
ビリッとした感覚が身体を駆け巡った。
「あっ!やだぁっ!痛いっ!」
さっきから痛いと言う言葉を無視され強くされる。
なんだか襲われてる気がしてならない。
湊の頭を強く掴む。
今度は優しく舌で乳首を転がされる。
くすぐったいような気持ちいいような感覚に声が漏れる。
「優しいのが好きか」
湊はクスッと笑うと、陽向の高さまで顔を合わせ唇を重ねた。
優しい、ついばむようなキスを繰り返し、次第に深い深いキスへと変わる。
身体を撫で回され、優しく抱きしめられる。
「は…ぁ…」
意地悪なのか、そうでないのかわからないが、湊の一つ一つの行為に胸がキュンとなってしまう。
下半身に手が伸びて来る。
「ちょー濡れてる。気持ち良かったんだ?キス」
陽向は顔を赤くして黙った。
再び唇を塞がれたと同時に指が二本入り込んできた。
「んぁ…あっ…」
粘着質な音がベッドルームに響き、二人の耳に届く。
その音と、自分の喉からでる声が恥ずかしすぎて、陽向は口に手の甲を当て声を押し殺した。
その手を湊に掴まれる。
「お前の声好き。もっと聞かせて…」
湊はそう囁くと、指をぐっと曲げて激しく動かした。
「んやぁっ!っあ…は…」
次から次へと愛液が流れ出るのを意識する。
陽向は湊にしがみついて迫り来る波に耐えた。
「あぅ…ダメ…やだっ…」
頭がフワフワしてきた。
もう、何も考えられない。
と、その時、スッと指を抜かれた。
「え」といった顔の陽向を見て湊は「気持ちよかった?」と笑いながら言った。
「なんで…」
「やだって言ったから」
「ひ…ひどいよ!」
興奮で涙が溢れて来る。
「ばか!いじわるっ!」
湊は欲情した陽向を見つめた。
「ちょーエロいその顔」
起き上がり、壁に背をつけて陽向を抱き寄せて自分のものを握らせる。
「舐めて」
「やだ!」
「お願い。今のその顔でして欲しい」
耳元で甘く囁かれる。
その声には抵抗できなかった。
陽向はゆっくりといきり立ったものに顔を近付けた。
初めてまじまじと見た湊のものは、圧倒的な大きさだった。
ゆっくりと裏筋から舐める。
「あ…」
湊は声を漏らして陽向の髪を撫でた。
唾液で全体を濡らし、ゆっくりと上下に動かすとピクンと動いた。
「やべ…ちょー気持ちい」
湊の色っぽい声がもっと聞きたくて、夢中で愛撫する。
「陽向…こっち向いて」
見上げると、湊は優しく微笑んだ。
「ちょー可愛い…」
陽向は顔を赤くして湊の腕を叩いた。
その手に指を絡め、ギュッと握りしめられた。
「くわえて…」
言われた通りにする。
頭を動かすが、苦しくて仕方がない。
どうやって息をするか忘れてしまった。
「んっ…陽向…もーいーよ」
目の前の腹筋が上下する。
口から開放すると、陽向は肩で息をしながら湊に抱きついた。
ゆっくりとベッドに押し倒され、おでこにキスをされる。
「ちょっと待ってな」
ベッドから降りようとする湊の小指を握る。
「どこ…行くの」
「どこって。ゴムつけんだよ」
「いらない…」
「いや…でもさ」
「いーの…今日は大丈夫だから」
湊は陽向を抱きしめた。
「ほんとに?」
「ん…」
「外で出すから」
ちゅっと唇にキスをされる。
湊は陽向の足を掴んで秘部に自分のものをあてがった。
「いくよ」
ゆっくりと中に入り込むのを意識する。
鈍痛が身体を駆け巡る。
「あぁっ…あぅ…いっ…」
「痛い?」
「ちょっとだけ…」
「我慢すんなよ」
「してない…」
湊は全部入り切ったところで動きを止めた。
「へーき?」
「もーちょっと…こーしてたい」
「ん…」
広い背中に腕を回す。
湊も陽向をギュッと抱きしめた。
あったかい…。
目と目が合い、自然と唇が重なる。
髪に触れられ、優しく頭を撫でられる。
「動くよ」
「うん…」
ゆっくりゆっくり腰を送られる。
次第にスピードが速くなる。
「っあ…陽向…」
「湊…」
名前を呼び合うと愛おしさがこみ上げて来る。
どうしようもないくらい、湊が好き。
微かな痛みが切ないくらい愛おしくて、涙が溢れてくる。
「気持ちい?」
湊が優しく微笑む。
「気持ちいよ…。湊も…気持ちい?」
「すっげー気持ちい……」
触れるだけのキスをし、湊は陽向の腰を掴んで激しく腰を送った。
「んぁぁ!湊っ…ダメ…」
「俺も…イきそ…」
視界がガクガクと揺れる。
頭の中が泡のようなブクブクとしたものでいっぱいになる。
突然、プツンと糸が切れたような気がした。
「んっ…ぁ…」
陽向はピクンと痙攣して湊にしがみついた。
強く、強く抱きしめられる。
「っあ…」
寸前で引き抜き、白い液体が陽向のお腹に散らばった。