婦人警官-2
そして一緒に腰を上下させながら掛け声をかけた。
「交代3・2・1」
その途端ピストン運動になんの切れ目もなく、黒川婦警のオマンコから竹田婦警のオマンコにわしのチンポが嵌めなおされた。
竹田婦警は言った。
「奥義、弧刀連続鞘渡り」
さすがに武道をやっている婦警は言うことが違うなと感心した。
オマンコの感じは二人では違った。やはり交代したては元気も良い。
そして2倍〜3倍速の速いリズムになった。そして竹田が疲れると黒川に交代する。
そして交代は全くスムーズで切れ目が感じられない。
また、その間隔もだんだん短くなる。
それを代わる代わるにするので、わしはどんどん追い詰められて逝きそうになる。
「黒川検査官、逝きそうです。交代3・2・1」
「竹田検査官、もう駄目。交代3・2・1」
「黒……ぁあぁあ……こう…3・2……」
「た……たけ……ぅうぅぅぁぁ……2・1」
そして竹田婦警に交代したとき、わしは耐えられず発射した。
「た……竹……射精……確認…こ……交代……3・2・1……ふぅぅぁぁあ」
「く…了解……こちらも、しゃ……射精確認!……ぁあぁあぁぁ」
二人ともわしから離れると、仰向けになって、種を子宮の奥にまで流していた。
わしはとうとう種人であることがばれてしまったのだ。
とうとうわしは腰を一度も動かさないうちに敏腕検査官によって射精させられてしまった。
わしは闇の種人ということがばれて、尋問され拘留されることに……。
わしは何がなんだかわからなかった。
あれから車に乗せられ連れて来られた所は自分の家だった。
「えっ、証拠不十分ってどういうことですか」
わしは2人の婦警に聞き直した。黒川婦警はにこやかに言った。
「ですから授精能力はあっても、それを闇で売却したという証拠がないので、あなたを釈放します」
「はあ……」
竹田婦警もにこやかにわしの肩に手を置いた。
「とにかく授精能力のある人は、ある意味で区の財産です。
あなたが恐れているような国への報告はしませんし、確認が済んだので今年度はもう検査されることがないでしょう。
ただし来年度になれば別の検査官が能力が持続されているかどうか訪問検査すると思いますので、そのときは略式になりますがこのご自宅で対応して下さい。
抵抗すれば今回のように強制的な検査になりますので、ぜひご協力くださるようお願い致します」
わしは頷いたが、やはり訳がわからなかった。最初の容疑は一体なんだったのかと。
すると黒川婦警が厚めの封筒を手渡して言った。
「区警本部からの検査終了通知です。後で中に記述してある指示をよく読んで、それに従うようにしてください。では本官はこれで退出しますので」
そういうと格好良く敬礼した。
竹田婦警も同じように敬礼すると、二人とも車に乗り込んで走り去って行った。
わしはお茶を入れながら封筒を開いた。すると中から札束と手紙が出て来た。
わしは手紙を読んだ。そこにはこんなことが書いてあった。
『松下ヒデオさん、驚かせてすみません。
あなたのことは秘密のルートで調べさせていただきましたが、警察ルートではないので、ご安心ください。
そもそもわたし達は警察官ではありません。
私達は海外で活躍している国際的な女優です。
あなたがテレビを見ない人なのでその点は本当に助かりました。
やっとあなたのことを突き止めたのは良かったのですが、種付けを断られた場合すべての苦労が水の泡になるので、一計を思いつきました。
それが今回の警察の特別検査というシナリオです。
このシナリオはプロの脚本家に頼んで書いてもらったものです。
わたし達は今回のお芝居のために映画を一本とるのと同じくらい何ヶ月も演技練習をしました。
このお手紙を見ているということは、私たちの目論見が見事成功したということですね。
見事騙されてくださってありがとうございます。
でも、あなたには本当に済まないことをしたと思っています。
そのお金は種付けのお礼とお詫びを兼ねています。
どうかご笑納ください。そしてわたし達のことを許して下さい。
ではお体を大切に。いつまでもお元気で』
わしはへたへたとその場に座り込んだ。そんなこと頼めばしてやったのに。
回りくどいことをして、お陰でえらく肝が冷えたもんだ。
本当に女優という奴は芝居が好きな生き物だと思い知った。
まあ、女は少なからずみんな女優の要素があるけれど。
今度婦人警官にあったときは警察本部に問い合わせないと駄目だと思ったよ。