クリスマスブルー-6
「…女の子から見てどんな店がお洒落に思える?」
カフェの話をしていた。
私だって、そうお洒落スポットに明るいわけではない。
「それより…する?」
焦れったくて自分から誘ってみた。
ここでもし部屋主君が「何を?」とか問い返したなら、私は迷わずマキを置いてタクシーを拾ってでも帰っただろう。
脚を投げ出してコタツにふん反り返った状態の二人は身を寄せて唇を合わせた。
ほのかにウイスキーの味がする軽いキスだったけど、男に髪を撫でられながら柔らかなキスを交わすと体がゾクっとして、同時にはしたない程荒い鼻息が抜けてしまった。
「脱がせてよ…窮屈だわ…」
そこで何を思ったか彼の膝に脚を投げ出し、蒸れたパンストを冷まそうとしたがコタツに陣取られた部屋の狭いスペースが窮屈でそんな言葉を口走ったつもりだった。
彼は私の脚の間に割って入るとスカートの中からストッキングの端を引っ張り出して、それに合わせてお尻を上げた時に自分が言った言葉の不可思議に気がつく。
下着もろとも引き剥がされた下半身。
彼はスカートの裾を少し捲り上げるとその中に顔を埋めた。
あっ…ヤダ…いきなりクンニ?…
とはいえ、男にこんな事されるのも実に久しぶりでどうせ行きずりなら恥ずかしがっていても仕方がないと開き直る。
開かれたアソコの中心に垂れ下がる円錐形の包皮を舌で捲られて啄むようにその先端を刺激されている。
膣口には指先がそえられてゆっくりと中を探るように撫でられながら、私は両手を後ろについて体の芯から込み上げてくる吐息を噛み締めていた。
ガラリと障子が開いてマキが顔を出す。
股を開いた状態の私はその突拍子もない見慣れた顔と目を合わせた。
「アツコ、アツコ…ちょっと来てよ。」
素っ裸のマキもこの状況を見て一息置いたがすぐにいつもの明るい声で私に手招きした。
「何なのよ?今、忙しいんだから…」
行為を中断されて面白くない。
面白くないけどマキがそこまでして呼ぶのだから何かと思って隣室の暗がりに入っていくと、長身君のペニスを差し出される。
「見て、見て、かわいいでしょ?」
よく見れば、まず長身君のペニスは立派だった。
形も傘が開いていて、サイズも結構大きめだった。
それより目につくのは先端に赤い痣があったのだ。
それはちょうど綺麗なハートの形をしている。
「こんなめずらしいもの、アツコにも見せてあげたいと思ったから…途中だったんでしょ?続けて…」
何なのだろう?この女は…
マキはそういうと私を追い払うように男のペニスにしゃぶりついた。