ボートで-2
豪快に晴れ上がっていた空に、雲が発生し始めた。そしてしばらくすると、ボートの二人の紫外線を大きな雲の塊が遮った。
「助かった。これでマユの肌が守られる。」
「気にしなくてもいいのに・・・。」
二人は横になって抱き合った。ケンジは水着を穿き直した。「ようし、マユ、こんどは俺の番だぞ。」
ケンジはマユミにキスをした。そして豊かなバストを覆っていたブラに手を掛け、下から指を差し入れてマユミの乳首をつまんだ。「ああっ・・・。」マユミは身をよじらせた。
そのままブラをずり上げ、二つの乳房を露わにしたケンジは、片方ずつその柔らかな膨らみを口に含んで愛撫した。「ああん・・・、ケン兄・・。」
やがてケンジは左手をマユミのビキニの中に差し入れ、大切な谷間に指をゆっくりと挿入した。「んっ!」マユミが固く目を閉じて身体をびくんと震わせた。ケンジは指で谷間を刺激しながらマユミの白いビキニをゆっくりと脱がせた。そして人差し指と中指をそろえてマユミの正面からそれまでよりも深く、中に入り込ませ、二つの指先を細かく動かしながら、内壁をさすり続けた。
「ああああ!ケン兄、ケン兄っ!」マユミは身をよじらせながら喘いだ。ビキニが脚にとどまり、ぴったりと合わされた両太股はいつしかぬるぬるになり、ケンジの指の動きを助けた。
ケンジは右手で乳首をつまんで刺激し、左手の動きを加速させた。「ああああ!ケン兄!ケン兄!あたし、あたしっ!イっちゃう・・・。」
マユミの身体が痙攣し始めた。ケンジはとっさに唇でマユミの口を塞いだ。「んんっ!」ビクン!マユミの身体がひときわ大きく脈打った。ケンジに口を塞がれたまま、苦しそうにマユミは呻き続けた。「んんんーっ!んっ、んっ!」 はあっ!ケンジがマユミから口を離したとたん、マユミは大きなため息をついた。
「どうだった?マユ。」
「す、すごい。ケン兄の指でイかせるテクニック、ますますグレードアップしてるよ・・・。」
マユミはまだ大きく肩で息をしている。
「俺もいろいろ研究してるんだ。」
「AVビデオで?」
「ま、まあな。」
マユミは水着を穿き直した。そして二人はまた抱き合った。抱き合ったままいつしかケンジとマユミはボートの上でうとうとと眠り始めた。