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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼・其の四〉-17

「そうそう、友さん大丈夫かしらねぇ?……あれは私は関係無いから。アンタ達が言ったんだからねぇ」

『〜〜ッ!!!』



美加子は顔を両手で覆って駆け出し、幹恵の前から姿を消した。
事実、友の名前を出したのは美加子や梨央達であり、幹恵には関係無い。
それに、男達に連れられ、友を呼び出したのは美加子本人だ。
きっと今頃は男達に友は……そう思うだけで美加子は良心の呵責に押し潰されそうになり、幹恵はこの上ない喜びを味わっている……そんな悲喜こもごもな朝に、ある男達に一通のメールが届けられていた。



[早起きは三文の徳。こんな朝早くから起きて朝勃ちに悩む貴方に吉報!またまた新品が入荷致しました!今日10時までにいつもの場所にて20万円で食べ放題!急がないと美味しい思いが出来なくなりますよ!]


眠気眼の男達は、そのメールに跳ね起き、急いで身支度を整えて家を飛び出した。

なんとも品のない稚拙なメール……その不定期メールに男達は興奮し、その場所に急行する……数週間前にも届いた、怪しげなメールに……。





――――――――――――




冷えたコンクリートの壁には古めかしいランプが備わり、その炎の揺らめきが室内を妖しく照らしている。
床も一面のコンクリートで、その中心には排水口がポツンと口を開けている。
それはまるで、異様な雰囲気を放つ公衆便所のようで、便器の代わりに異様な椅子が備え付けられていた。

赤い合成革に張替えられた分娩台。

その椅子に、一人の少女が座らされていた。


栗毛色の髪は胸元までのセミロングで、目や唇もキリリと引き締まり、かなり大人びた色気を感じさせている。
純白な長袖のYシャツに赤いリボン。
青と灰色のチェック柄のスカートに黒いソックス。
その衣服を見れば、少女はまだ高校生のようだ。
昨夜、友人に呼び出され、そのまま連れ去られてしまった川又友だった。



『ほう?今度の娘も可愛いですな』

『まだ寝てますか。まあ、寝る子は育つと言いますからなあ』


その十畳ほどの部屋には、30代から40代の脂ぎったオヤジ達が犇めき、まだ寝息を発てている友をジロジロと見ていた。
その様子を笑みを浮かべて見ているのは和成だった。


(一回で200万くらいは稼いだか?まあまあかな……)


集まった金額を計算し、一人ほくそ笑む。
自分は何もせずとも、美少女を餌にすれば大金の獲得は容易い……もちろん、会員制にして外部には漏れないようにしていたので凡その上限は決まっているが、それでも荒稼ぎには違いない。
人身を売って金を儲けるなど、鬼畜と呼ばれても仕方ないだろう。


和成は友の傍に立ち、前髪を掴んでうなだれてる顔を上げさせた……美少女の《食事会》の始まりだ。



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