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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼・其の四〉-10

『……幹恵、起きたのか?食事は今すぐ運ばせるから、もう少し休んでな』


和成は優しく微笑みながら幹恵に近づき、コップに注がれた水を差し出した。


『ここは俺が経営してるラブホテルだ。誰も来ないから安心して休んでて』


経営者であれば、この施設全体を好きに出来る。
まして、こういったホテルなら防音は完璧。
外部の者が訪れる心配もないし、確かに監禁にはうってつけだ。

フラフラとしながら幹恵は立ち上がり、男達の群れの中を覗いた……完全に怯えた引き攣った顔で、ボロボロと涙を散らして泣いている……幹恵の中で沸々と怒りが沸き上がり、自分に対して仕出かした悪行が、鮮明に甦ってきた。


「せ、先生!!助けてぇ!!」


自分の視界に幹恵の姿を確認すると、乃ノ花は助けを求めて泣きわめいた。
罠に嵌めた被害者に対して助けを乞うとは、お門違いも甚だしい。


「やめてよぉ!!嫌あぁぁ!!!」

「ひいぃッ!!せ…先生!!」


梨央も美加子も、男達に身体を触れられて泣き叫び、逃げだそうと足掻いていた。

美加子は[寝狸]と呼ばれる緊縛を用いられ、ベッドの上を転がっていた。
体育座りの姿勢で腕を膝裏に当て、その両手首を縄で縛って固定する。その余り縄を足首に絡め、膝が伸びないように締め付ける。
シンプルで縄が少ないので緊縛愛好家からは敬遠されがちな縛りだが、性器と肛門は丸見えになるので責めとしては悪くない。


乃ノ花は[両手両脚拘束]と呼ばれる緊縛で、仰向けになっていた。
胡座のような姿勢で手首と足首を縄で束ね、腕とふくらはぎを一体化させるように縄を巻き付ける。
そして膝と肘をしっかりと縛り上げ、固定する。
開脚縛りまではいかないが、それでも股間は充分には閉ざせず、胸元もがら空きなので全身をくまなく責める事が出来る。


梨央は[後手縛り]と[閂縛り]の二つをもって、抵抗を弱める緊縛が施されていた。

読んで字の如く、後ろに回した手首を束ね、二の腕と胸元を束ねて腕の動きを封殺する。
そして両脚は屈脚した状態で縛り上げ、脚を膝までの長さしかない状態にしてしまう。
多少の自由が残されている分、その必死の抵抗を視覚として楽しめるので、サディスティックな興奮は他の緊縛より強い。


三者三様の緊縛で、三人娘は悲鳴を繰り返す。
乃ノ花は黄色、梨央と美加子は白の下着。
いずれも普段着らしく、フリルすら無いシンプルな下着。
その弱々しい防着だけで、発育した女体の秘密を守っている。




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