輪姦-4
「さあ、どうぞ。この子はこういうことに慣れています。どうぞご遠慮なくお楽しみください」
その言葉を合図に、3人の男たちが動き始めた。
部長の手がマヤから離れた。
マヤはちょうど4人に囲まれるような形で立ち尽くす。
早く逃げなきゃ……
でも……
考えはまとまらず、足は震えるばかりでどうしたらいいのかわからない。
「さっさと脱げよ。わかってるだろうが」
部長が苛立ったように足を踏み鳴らす。
「くだらない恥じらいなんぞ捨てることだ……それとも、無理やり脱がされるほうが興奮するタイプなのかな?」
「いやっ……!」
白髪の男がマヤのシャツの襟元を両手でつかみ、そのまま左右に引き裂いた。
華奢なボタンは弾け飛び、胸を包む下着が男たちの視線に晒される。
「ああ、これは……良い体をしていますね。おたくの社長も気に入るわけだ」
背中から別の男の手が伸びてくる。
ジャケットとシャツを完全に脱がされ、ブラも外された。
遠慮のない視線に我慢が出来ず、マヤは両手で胸を隠す。
「やめて……こんなの、嫌です!」
「おまえにいまさら、選択する権利なんかあるわけないだろう。さっさと全部脱げよ……殴られたいのか?」
社長に殴られた痛みを思い出す。
体が恐怖で固まる。
痛いのは、嫌……
でも、このままじゃ……わたし、このひとたちに……
涙で視界が滲む。
誰も助けてはくれない。
マヤは震える手でスカートのホックを外し、黒いストッキングと下着をその場に脱ぎ捨てた。
「ああ、いい子だ。素直になってきたじゃないか……よし、そのままそこにある椅子に座ってごらん。足を軽く開いて、両手は後ろで組んで……」
若い男が優しげな表情で指示を出す。
言われるままに腰かけると、両腕は腰の後ろで縛られ、両足首は左右それぞれの椅子の足にベルトで固定された。
「じゃあ、ご挨拶から覚えようか。よろしくお願いします、ご主人様、って言ってごらん。どうかこのいやらしい体を可愛がってください、ってね」
「よ……よろしくお願いします……ご主人様……」
「続きは? ほら、早く言えよ」
残忍な声が責め立てる。
剥き出しの乳首を強く抓られた。
「あぅっ……痛い……っ」
「さっさと言え」
頭が真っ白になった。痛い。怖い。
機械になったような気持ちで、言われたままのセリフを口にする。
「……ど、どうか、この、いやらしい体を……可愛がってください……」