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おんぶおばけ
【同性愛♂ 官能小説】

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大ちゃんと-1

1.遠足にて

大ちゃんは僕の家から坂を下った通りを入った狭い路地の長屋の様な家に住んでいて、親父さんは屑屋だった。友達のいない内気で人見知りな僕に取って唯一心を許せる同級生で、学校が終わるとよく一緒に帰っていた。大ちゃんはずんぐりとした肉好きの良い、大きな体で優しくて傍にいるだけでほっと安心できるのだった。

大ちゃんとの付き合いでよく覚えている事は、夏休みの暑いある日、大ちゃんの家族が遠足に行く事になり僕も誘われ物珍しさも手伝って一緒に行ったことがある。

屑屋のお父さんが自転車でリヤカーを引張り、その上にお母さんと妹さん、それに色々お弁当や荷物(西瓜も有ったような気がする)を載せていた、そして僕は大ちゃんのこぐ自転車の荷台に乗り大ちゃんの大きな腰につかまりながら行った。

何処をどう通っていったのか良く覚えていないが、とにかく僕はその旅の一行とがたがた荷台の上で揺れながら着いた所は多摩川の河原だった。

蒼い空が広々として大きな河原に多摩川が流れており人々が泳いだり魚を釣ったりしており、大きな橋のたもとにキャンプみたいにゴザを敷いて、大ちゃんのお父さんは肩から吊り下げたような水着を着て、お母さんはゴザの上で待っていた。僕らは海水パンツで泳いだりしていた。

丁度お昼になりリヤカーの上で大きなおにぎりを食べた、だけど僕はあまりお腹が空いてなく、体も小さかったので直ぐお腹一杯になり、おにぎりを食べ切れなかった。

それでもせっかくくれたおにぎりを食べ残しちゃ悪いと思って無理して少しずつ食べていると大ちゃんが優しく「食べ切れなかったら残していいよ」と言ってくれた。

すると大ちゃんのずんぐりした妹が僕の方に浅黒くて太い手を出し「じゃこっちに渡しなよ」と云うので食べかけのおにぎりを彼女の手に渡すと、おにぎりを取りながら僕の手に触り、僕の細い手首を彼女の太い親指と中指で挟む様に握りしめると「わあ、ちっちゃくて可愛い手だな、色が白くて女みて、おれの手のほうがでっかくて男みてーだ」と云った。

彼女の分厚くて大きな手が僕の細い手首を揉むようにして触り、時々ぎゅっと力を入れると、彼女の熱い脈動が僕の体の中にどくどくと浸み込んで来る様で、僕のあそこより太くて大きな親指で、僕のあそこをぐりぐりと優しく押してもらったら気持ちいいだろうな、などと想像してしまった。

僕はちょっと恥ずかしかったけど、年下の彼女が凄く逞しく思えてこのまま小さな僕の体を彼女に持ち上げて抱いてもらい、思い切り甘えたい様な変な気持ちになり、それでいて一種の優越感を感じてちょっと気持ちよかった。


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