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林檎の華
【SM 官能小説】

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林檎の華-6

「いやぁんっ!」

私は艶かしく悲鳴をあげてみせるのだ。
これはなかなかタイミングが難しいところで髪を掴んで座らせるのと、縄を引っ張るのは逆の作用だから私は一瞬、宙に舞うように身悶えながらぺたりと座り込んだ。

アパートのお布団の上で鏡を前にこれだけをそれこそ一日中稽古したのだ。
それからふたりは一挙一動ぴたりと息が合うようになってきた。

「相良林檎のSMショー」が劇場の目玉になった瞬間だった。

館長は後ろから私を抱えこんで縄目からはみ出た乳房を客席にこれ見よがしに揉みしだく。

「あぁっ…」

そして両方の乳首を摘まんで引っ張り上げるのだ。
その後でやってみろとばかりに最前列の客に次々と乳首を引っ張らせた。

「いやぁんっ…あっ…
いっ…いいっ…」

遠慮がちにそっと摘まむ客、痛いほど引っ張り上げる客。
体を一回りさせれば場内は今までにない熱気に沸き立つ。

片足を持ち上げて、あそこを隠すようにもう片方の手で擦りこむ。
足を代えて反対側からも同じ動作をする。

客は目の前に開いた女の秘部を覗きこみたいが館長の手が邪魔で肝心なところが見えない。

一度手を離して指先についた粘りを確かめる仕草をしてみせた。
この時は足を放しているので私も深く座り込んでしまうから陰毛しか見えないのだ。

客のストレスが溜まってくる。
それを見計らって館長は私を膝に乗せ、腰から取り出したバイブレーターをくねらせてみせる。

私は嫌がって向こうを向いた。
持ち代えて、逆の方からバイブの先を頬に押しあてて好きだろう?欲しいだろう?と迫るのだ。

乳首を刺激され、私はよがってみせる。
唇に突き付けられたバイブに数回、よだれを垂らしてフェラをすればその先端は徐々に体を這うように下半身に下ろされてきて、ここで両脚を拡げられ初めて私の秘部がさらけ出された。

観客は生唾を呑み。
太いバイブがうねりながらゆっくりと私の膣内に挿入される。

今度は濡れたバイブを前の客に手渡して、この女に挿れろと無言の指示をするのだ。
客は喜んでバトンのように次々とバイブを譲り渡してはそれが女の中でうねる感触に悦んだ。

「あんっ…あんっ…あぁぁっ…」

何回目かを見計らって私はイッたふりをすると音楽は終わりにさしかかりショーのクライマックスになる。

これはもちろん、演技だったけど途中で本当にイク事もあるのだ。



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