健太郎と春菜-3
健太郎は身体を起こし、膝立ちになった。そして春菜を見下ろした。「ルナ、」
「ケン、」春菜の眼鏡の奥の瞳がうっすらと開けられた。春菜は一瞬健太郎のペニスを見たが、すぐに目を閉じた。
「きて、来て、ケン、私に・・・・。」
健太郎は再び春菜に覆いかぶさった。「入ってもいい?ルナ。」
「うん。」春菜は目をしっかりと閉じたまま大きくうなずいた。
春菜の身体を抱きしめたまま、健太郎はペニスを彼女の谷間に埋め込み始めた。
「ああ、あああ、ケン、ケン・・・・。」春菜の身体がのけ反った。健太郎はゆっくりと腰を前後に動かし始めた。「んっ、んっ、」
「ああ、ああん、いい、熱い、熱いよ、ケン・・。」
春菜は健太郎の動きに合わせて身体をリズミカルに動かし始めた。
「あ、ああ、お、俺、もう・・・・。」健太郎の身体の中から熱いものが沸き上がってきた。加速度的に健太郎は腰の動きを速くし始めた。激しく彼のペニスが春菜の中心を何度も貫く。「あっ、あっ、ああっ!」春菜の身体が細かく震えた。「イ、イっちゃうっ!」びくびくっ!
その瞬間、健太郎は上り詰めた。
「ああああああっ、ルナ、ルナっ!」「ケン、ケン、イってるっ!ああああああ!」
身体の火照りと動悸が収まるのを、二人は抱き合ったまま待った。
「ケン、ごめんなさい・・・。」
「え?どうしたの?」
「あたし、臆病だよね。」
「何が?」
「咥えて欲しいんだよね?」
健太郎はふっと笑った。「今日はもしかしたら、って思ったけどね。いいよ、無理しなくても。」
「今度は・・・・がんばるからね。」春菜の目がとろんとしてきた。
「だから、無理しなくてもいいって。自然とできるようになるまで、俺、待てるから。」
「ごめんね・・・・ケン・・・・・ケン・・・・・。」
春菜はそのまま小さな寝息を立て始めた。健太郎も急に疲労感を覚え、うとうとと眠り始めた。