〈聖辱巡礼・其の三〉-7
『な?映像で見るより汚えだろ?』
『ホントに汚えや。オイ幹恵、どこまでマン毛でどこからケツ毛か教えてくれよ』
『臭えなぁ……この毛に糞とかションベンがこびりついてんじゃねえか?』
(ッ!!!)
下半身の恥部への罵倒と嘲りの中、秘豆は引きずり出され、唾で濡らした指先が秘穴と肛門を目指して潜っていく……思わず叫びそうになった幹恵は、歯を食いしばって悲鳴を殺した。
『お〜、よく我慢したなあ』
『壁に顔を近付けてるってのを忘れんじゃねえぞ』
「あ"…!!ぎぎぎ……」
一人はカメラを構えている。
まるで無防備な幹恵には、五人の男達が取り囲み、その美肉を貪りに掛かった。
下半身の穴は二つ。
敏感な突起物は一つ。
垂れ下がる果実は二つ。
昨日の過激な淫行をまだ忘れていない秘穴は、それでも反応してしまう哀しさに悔し涙を流し、男の指先から掌までを牝汁で濡らしてしまった。
肛門は秘穴の堕落した姿につられて、入り込んでくる指を強烈に締め上げ、弛緩と緊張を繰り返した。
秘豆は「プン」と膨れて堕ちた下半身を歎き、乳首は乳輪まで硬化させて、幹恵の晴らせぬ怒りを表していた。
『俺にもア〇ル弄らせてくれよ』
「ひぎぃ……い…嫌……」
『カメラ代わるか?お前も楽しめよ』
『悪いな。じゃあ遠慮なく……』
青筋の浮き出た額は汗に輝き、懸命に恥辱に耐える顔は皺くちゃに縮れて歪んでいた。
全身はジットリと濡れ、またも肉人形にされた憤怒と嫌悪感に、皮膚はピリピリと痙攣している。
『あ〜ヤベえな。もうヤリたくなったよ』
「〜〜ッ!!!」
我が物顔で男は幹恵の腰を抱くと、いきなり肉棒を秘穴に押し当て一気に突き刺した。
「あ"ぃ"ッ!!!……ひ…ひ……」
突然の貫く感覚に、思わず絶叫しそうになった……決して快感ではない疼きが、幹恵の脳天を激しく殴りつける……ギリギリと歯軋りし、その悲鳴を食い止める以外、幹恵には手立てはない……。
『どうだ?やっぱり気持ち良いんだろ?』
「ひ…んぎいぃ!!!」
『なんだ、その顔はよぉ?』
『眉間に皺なんか寄せちゃってぇ。ザマあねえや』
幹恵は前髪を掴んで覗き込んでくる男達を渾身の睨みで迎え撃ち、自分を性欲処理の玩具と、都合の良い金づるとしか見ていない腐った野獣共に儚い抵抗を示した。
抵抗をしないのは、自らの意思でそうしてるのであり、決して男達の脅迫に屈した訳ではない……そう言いたげな気丈な振る舞いは、しかし、男達の欲望は歯止めなど掛からず、幹恵の牙を再び抜き取ろうと激しく腰を突き動かす……。