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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼・其の三〉-2

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一日の授業を終え、幹恵は職員室へと戻っていた。
今日の授業中の三人娘の表情は、幹恵の心を晴れやかなものにしていた。

絶対に学校には来ない。

そんな三人娘の思惑を崩す為に、幹恵は学校に来たのだ。
欠勤したのなら、それはあの憎き三人娘に屈服した事になる。
そんな事は、絶対に有り得ないのだ。

「負けない」

その一点で幹恵は何食わぬ顔をして授業をし、三人娘にも挨拶をした。
あんな小娘に負けるなど、プライドが許すはずがない。


(ガキが…ナメた真似しやがって……)


あの三人娘を許すつもりなど毛頭ない。
また少女を犯したいオヤジに電話でもして、目茶苦茶にしてやればいい。
しかし、幹恵の頼れるオヤジと言えど、とてもあの若い男達には勝てはしない。それに、自分の輪姦ビデオを持っているという顔も知らぬ悪童や、三人娘が送ったと言う屈辱的な写メ、それと琢也との秘密を一気に潰してしまわないといけない。

一匹狼のオヤジでは役に立たず、かと言って集団を成す知り合いもいない……ふと、2年前に知り合った男が頭を過ぎった……遊び半分の出会い系で知り合った若い男……。


と、バッグの中から携帯電話の着信メロディーが鳴った……幹恵は携帯電話を取り出し、その画面を見た……知らない番号……恐る恐る通話のボタンを押し、耳に電話を当てた。


{よう幹恵。昨日は気持ち良かっただろ?}

「!!!」


受話器の向こうから聞こえてきたのは、昨日、散々自分を嬲り回しにした男だった。
しかも、その男の周りには数人の仲間がいるのだろう。
ゲラゲラと下品に笑う声が複数雑じって聞こえてきた。


{俺の車の修理代、いつになったら払うんだ?あんな“はした金”で済まそうってんじゃねえだろなぁ?}


勝ち誇った声に被さるように、口汚い罵りが聞こえてくる。
昨日、財布から盗み取った金では満足などしていないようだ。


{今から〇〆△のコンビニまで来いよ……金は十万円てトコか?まだATM楽勝でやってっから絶対持って来いよ!!}


一言も言えないうちに通話が切れ、一点を凝視したままの幹恵を置き去りにしていた。


(……く、クソが……ふざけやがってぇ……)


友の他愛のない一言で、琢也との蜜月は三人娘にバレてしまった。
その結果は面白半分なレイプに発展し、弱みを握られてしまった後は恐喝にまで到った。
一旦弱い所を見せてしまったら、どこまでもツケ上がるのが未熟な奴らの習性だと、幹恵は教師人生の実体験で知っている。

幹恵は、狼狽える自分を必死に隠しながらバッグを持ち、職員室を後にした……と、クスクスと笑う声が背後から聞こえてきた……あの三人娘だ。



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