〈聖辱巡礼・其のニ〉-13
『……あ。コレでやっちゃおうかな?』
乃ノ花が見つけたのは、10pほどの小枝だった。
マッチ棒くらいの細さの枝で、土に塗れた床に落ちていた物だ。
当然、その枝も土に汚れていたが、そんな事は関係ない。
「む"う"!?んむぅ!!むぐうぅッ!!!」
男達も三人娘も、大きな声で笑った。
乃ノ花が小枝で秘豆を突くたびに、幹恵の背中はビクンと跳ね、それに呼応しながら驚いたような叫び声をあげた。
頭部を男の尻に敷かれた状態の幹恵には、何が自分の股間に触れているのか分からない。
固くてチクチクと刺激してくる初めての感覚が、何によってもたらされているのか分からないのだ。
『へぇー、こんなのでも気持ち良いんだぁ』
(の、乃ノ花…ッ!!……後でブッ殺し……な!?何して…?嫌あぁぁ!!!)
『ウフフ…こんなのもあったわよ?』
梨央が手にしているのは、緑色に透けるプラスチック製の、汚い歯ブラシだった。
やはり土に塗れており、ブラシの部分は使い込まれてボサボサに広がってしまっていた。
その不潔なブラシを幹恵の秘豆にそっと当てて、軽く擦りながら刺激を与えているのだ。
男性の口髭が秘豆に触れる感触は、なかなかの快感を女性に与えるという。
幹恵も学生時代、売春で中年男性の相手を勤めた時に、その感覚に悶えた事があった。
教師となってからは口髭とは無縁な美少年ばかりを喰ってきた幹恵には、それは久しぶりの感覚だった。
(やめろッ!!や、やめろぉ!!!)
傷んだブラシは程よく柔らかく劣化しており、軽い痛みを伴う刺激を次々と与えてくる。
擦られ、叩かれるたびに秘豆は神経を尖らせていき、回顧を伴う疼きを下半身に発生させていく。
ピリピリと痙攣の始まった尻肉は見る間に汗を流し、秘肉までも尻肉にあわせて引き攣って悶え始めた。
意識は未だに怒りに震えているというのに、ふしだらな女体は堕落の様相を見せ始めていた。
『……バカかよ、テメエ』
「ぉぐうぅッ!!!」
梨央は乃ノ花から歯ブラシを取り上げると、幹恵の肛門に唾を吐きかけ、歯ブラシの柄を突き刺した。
梨央の笑い声の後には美加子も乃ノ花も続き、最後には男達の爆笑が溢れた。
肛門に異物を挿した状態は、教師としてと言うよりも、人間としての尊厳すら失わせる程の痴態。
腕力で押さえ込まれた教師は、教え子と悪童達の笑い者にされても、為す術を持たなかった……。