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jealousy
【制服 官能小説】

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痴話喧嘩-3

「広瀬……」


「ん、どうした?」


「その……昼間はごめんね」


羽衣の思わぬ謝罪にびっくりして、俺はクルッと身体を彼女の方に向けた。


「あたし、昔から広瀬と制服デートしたかったんだ。

高校の時のあたし達ってただの友達で、いつも一緒にいたけれど、それだけだったじゃない?

でも、その頃からあたしは広瀬を好きで、放課後に制服のままであちこち出掛けたかったなあってずっと思ってたの。

そしたら学祭のコスプレ喫茶の話が出てね、ついあの時の想いが蘇ってしまったの。

お互い制服着て街歩いたら、高校時代の単なるお友達関係の過去も塗り替えられそうな気がして」


申し訳なさそうな顔をする彼女が、なんだか健気で思わずキスをした。


さっきまではコイツにムカついて仕方なかったけど、やっぱり惚れた女には弱いもんだ。


「過去は変えられねえだろ」


「…………」


「でも、俺達には今と未来がある。それじゃダメなの?」


羽衣は何も言えずに唇を噛むだけ。


「俺は、今隣に羽衣がいて、そしてこれからも隣にいてくれれば過去なんてどうでもいいよ」


「広瀬……」


「それに俺、お前とバカやってたあの頃も結構気に入ってる」


俺がそう言うと、彼女はパアッと笑顔になった。


その笑顔にこちらまでだらしなく頬が緩んでしまい、そっと彼女のツルツルした髪の毛に口づけをする。


「羽衣……」


これはこのままイケるんじゃないかと、彼女のパジャマの裾にサッと手を入れようとした。


しかし、彼女は無邪気に笑い、


「そうだよね、過去にこだわり過ぎて形だけでごまかす必要なんてなかったんだ」


と俺の首に腕をまわした。


なんとなくエロモードになっていない彼女に、


「なあ、シようよ。明日帰省したらお互いそれぞれの実家に帰るしできなくなるじゃん」


と説得するけど、


「ダメダメ、明日は早いんだし、早く寝なきゃ! 久しぶりに千鶴にも会えるしああ楽しみ!」


と脳天気な声を上げて毛布でガッチリ自分の身体を包み込んでしまった。


やり場のない俺の性欲どうしてくれんだ、こんちくしょう。


羽衣を睨んでも、彼女はニヤニヤしながら眠りにつこうとしている所。


結局俺は彼女を抱き締めながら悶々とやりきれなさと戦うしかなかった。


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