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jealousy
【制服 官能小説】

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帰郷-1

各駅停車の電車で2時間ばかりの所に俺達のふるさとがある。


遊ぶとこなんてほとんどない田舎で、スナックと美容院と老人ホームだけがやたらと多い、そんな街。


それでもこうしてたまに帰ってくれば、なんとなく感傷的になってしまう。


駅から出て行くと、活気のない街並みが視界になだれ込んできた。


「んー、何も変わってないね」


羽衣が俺の横で大きくのびをした。


「なあ、なんで気合い入れて朝っぱらから帰ってくるんだよ。別に昼間からのんびり帰ってくりゃよかったじゃん」


羽衣はやっと夜が白み始めた頃に俺をたたき起こし、無理矢理始発電車に乗ろうと言い出したのだ。


「ダメだって、今日は千鶴が仕事休みだから昼からカラオケ行って、夜は一緒に飲みに行くんだから」


「え、そうなの?」


てっきり今日は一緒にいられると思っていた俺は目を丸くしてしまった。


姉貴から車を借りて街中をドライブでもして、夜はラブホでまったり過ごすもんだと思っていたのに、とんだ肩透かしだ。


「だって、制服探さなきゃいけないし、それに千鶴とはめったに遊べないからこんな時くらいは遊ばないと! なんなら広瀬も来る?」


コイツは、俺が羽衣以外の女とほとんど話をしなかったことを知っててわざと誘ってんのか。


俺をほったらかしにしてはしゃぐ羽衣に、やけに腹が立って俺は、


「遠慮しとくわ。女同士楽しくやってくれ」


と、素っ気なく言った。


すると羽衣は少し慌てたようで、


「あ、明日は空いてるから一緒に遊ぼうね! あたし、広瀬ん家に迎えに行くから」


と、俺の背中をポンポン叩いた。


付き合った頃は羽衣の好き好きオーラがうざったいくらい溢れていたけれど、時間が経てば少しずつその熱も冷めてきたようで、俺以外のものも大切にするようになってきた。


いや、構って欲しくて拗ねてるわけではないんだけど……。


そう思いながら彼女の横顔をチラリと見た。


自分の想いの方が大きいのが不公平に感じたのか、羽衣の友達にやきもちを妬いていたのか、はたまた昨日ヤレなかった苛立ちからか、俺は釈然としない気持ちで彼女を見つめていた。


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